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【金相場】18日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を前に動意が鈍り小幅続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1784.40ドル(-3.40ドル)と、マイナスサイドで取引きを終了。外国為替市場では朝方にドルが軟化した事を受けて金相場は一時1795.70ドルまで上昇した。その後、ドルの値動きを眺めて流れが反転し上昇が一服するも、新型コロナの感染拡大やアフガニスタンを巡る地政学リスクへの懸念からリスク回避の際に買われやすい金の下値は堅く、売り買いが拮抗する展開となった。一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和策の縮小時期をめぐる臆測が交錯する中、ひとまず7月下旬に開催されたFOMCでの議論の中身を確認したいとの様子見ムードが広がった。早ければ秋にも緩和縮小開始との見方も浮上する中、市場では今月26~28日のジャクソンホール会合に注目が集まっている。
引け後に公表された7月分のFOMC議事要旨によると、インフレの目標が達成され、失業を減らすという点でFOMCが設定した基準の到達に近づいているとの認識が理由として、年内に債券購入ペースの減速を開始し得るとの見解で大半の当局者らが一致した。
国内の金相場は、NY市場では小幅安で引けるも、為替が円安に傾斜した事を受けてプラス圏で推移し上伸。買取ベースでは1gあたり6,900円(+19円)と、4営業日続伸し、6日相場(6,957円)以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/19 6,900円 (+19円)
08/18 6,881円 (+20円)
08/17 6,861円 (+10円)
08/16 6,851円 (+141円)
08/11 6,710円 (-13円)
08/10 6,723円 (-234円)
08/06 6,957円 (-19円)
08/05 6,976円 (+38円)
08/04 6,938円 (-20円)
08/03 6,958円 (-36円)
10日間の金相場平均価格:6,876円/g
【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、低調な米国経済指標を受けて景気減速懸念が広がっているほか、株安などリスク回避姿勢の強まりに圧迫され調整地合いが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス2423.30ドル(-72.30ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの下げに対する値頃感から安値拾いが入り時間外取引きでは買いが先行。一時2538.50ドルまで上昇した。しかし、新型コロナの感染拡大や、アフガニスタンを巡る地政学リスクへの懸念から、市場ではリスク回避姿勢が台頭。また、先日発表された米小売売上高に続き、この日発表された米国の7月住宅着工件数が市場予想を下回るなど、景気の現状に対する懐疑的な見方が広がった事で、株式などリスク資産が全般的に軟調に推移したのに連れてパラジウムも売りが広がりマイナス圏に反転した。
国内のパラジウム相場は、引き続き調整地合いとなったNY相場を映し4日続落。買取では1gあたり9,356円(-302円)と、マイナス圏で推移し、売り優勢の値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/19 9,356円 (-302円)
08/18 9,658円 (-292円)
08/17 9,950円 (-154円)
08/16 10,104円 (-110円)
08/11 10,214円 (+154円)
08/10 10,060円 (-121円)
08/06 10,181円 (+17円)
08/05 10,164円 (+49円)
08/04 10,115円 (-154円)
08/03 10,269円 (+39円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,007円/g
11:40現在の金相場は1トロイオンス1787.65ドル、パラジウムは2419.80ドル、為替は1$110円21銭前後の値動きで推移しております。