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2014年03月24日パラジウムが大幅に値を上げ、過去12年来の高値を本日更新。

先週末21日のNY金相場は前日の下げた反動から安値拾いの買いが入った事で反発。1336.00ドルと、前営業日比+6.87ドルで終了。先日FRBのイエレン議長が、年内秋にも量的緩和を終了し、来年初頭にも利上げを行う可能性を示唆。これを受け、ウクライナ懸念から直近高値で推移していた金は、利益確定売りから大幅に値を下げ一時1320ドル近辺まで下落。その後、ウクライナの情勢懸念が依然として緊張段階にある事で、リスクヘッジとして買い戻された事や、安値拾いの買いが入った事で値を上げた形に。イエレン議長の声明通りに、利上げの早期実施が行われれば金にとってはネガティブ要因となり、今後の相場動向の焦点に。国内の金も小幅ながら値を上げ反発↑買取ベースでは1gあたり4,572円(+9円)。

先週末のパラジウムは世界最大の供給国である南アフリカの鉱山労働者によるストライキや、ウクライナを巡るロシアと西側諸国との対立が激化し供給不足の懸念から、パラジウム6月きりは大幅続伸し、789.30ドル(+17.65ドル)で取引を終了。一時800.00ドルと、中心限月として2011年8月以来2年7カ月ぶりに800ドル台に乗せ、およそ2年半ぶりの高値まで急伸。

国内のパラジウムも大幅に値を上げ、買取では2,699円(+95円)と、およそ+3.5%急伸↑先日3月10日に記録した2001年5月以来の高値を本日再び更新しており、同年5月9日以来とおよそ12年ぶりの高値を記録。買取では2,700円圏内目前と、現在一段高となっております。

現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1326.10ドル、パラジウムは794.45ドル、為替は1$102円52銭前後で推移しております。