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【金相場】週末3日のNY金相場は、8月の米国雇用統計の弱さから、米連邦準備理事会(FRB)による早期のテーパリング(量的緩和の縮小)観測が後退。金市場への資金流入を見込む買いが入った事で急反発し、中心限月の12月限は1トロイオンス1833.70ドル(+22.20ドル)と、終値では7月29日以来約1ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。なお、週間では+14.20ドル(+0.78%)となった。労働省が発表した8月の雇用統計は米失業率が5.2%に改善。一方、非農業部門の就業者数は前月比23万5000人増と伸びが縮小し、市場予想の72万8000人増を大きく下回った。発表を受けて早期の金融緩和縮小への警戒感が和らぎ、対ユーロでドル安が進行。ドル建ての商品として割安感が増した金の買いが膨らみ、この日は約1ヵ月ぶりの高値で引けた。
国内の金相場は、大幅高となった週末のNY相場を映し上昇。買取ベースでは1gあたり7,033円(+43円)と、直近高値を更新。7月16日相場以来およそ1ヵ月半ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/04 7,033円 (+43円)
09/03 6,990円 (-22円)
09/02 7,012円 (+6円)
09/01 7,006円 (+21円)
08/31 6,985円 (-17円)
08/30 7,002円 (+73円)
08/27 6,929円 (+10円)
08/26 6,919円 (-28円)
08/25 6,947円 (-10円)
08/24 6,957円 (+94円)
10日間の金相場平均価格:6,978円/g
【パラジウム相場】週末3日のNYパラジウム相場は、予想を下回る米雇用統計を受けドル安が進行する中、割安感が意識され4営業日ぶりに反発。中心限月の12月限は1トロイオンス2416.30ドル(+15.90ドル)と、買い優勢で取引きを終了。8月の米雇用統計が予想外の急減速となったのを受け、9月21、22日両日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、資産購入の段階的縮小(テーパリング)開始の検討が先送りされることがほぼ確実との見方が台頭。加えて、外国為替市場ではドルが主要通貨に対して下落し、ドル建のパラジウムは他貴金属同様に割安感が意識され、この日は買い優勢の展開となった。
国内のパラジウム相場は、プラス圏で推移し堅調となった週末のNY相場を映し上昇。買取では1gあたり9,367円(+61円)と、3営業日ぶりに反発しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/04 9,367円 (+61円)
09/03 9,306円 (-106円)
09/02 9,411円 (-115円)
09/01 9,526円 (+27円)
08/31 9,499円 (+193円)
08/30 9,306円 (+77円)
08/27 9,229円 (-121円)
08/26 9,350円 (-116円)
08/25 9,466円 (+242円)
08/24 9,224円 (+380円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,368円/g
13:05現在の金相場は1トロイオンス1829.40ドル、パラジウムは2425.70ドル、為替は1$109円83銭前後の値動きで推移しております。