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2021年09月13日週末のNY相場を映し、国内貴金属は総じて軟調な展開に↓

【金相場】週末10日のNY金相場は、米国長期金利の上昇や、ドルが対ユーロで上昇した事が重しとなり反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1792.10ドル(-7.90ドル)と、マイナス圏で取引を終了。なお、週間では5週ぶりに反落して越週となった。米労働省が朝方発表した8月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.7%上昇し、市場予想を上回った。インフレ警戒感から早期の金融緩和縮小観測が強まり、米長期金利が上昇。金利を生まない資産である金は売られやすかった。また、対ユーロでのドル高進行も金の圧迫要因となったが、相場は終盤にかけては持ち高調整の買い戻しも入り1792ドル近辺でこう着状態となった。

国内の金相場は、マイナス圏に転じた週末のNY相場を映し5日続落。買取ベースでは1gあたり6,899円(-27円)と、軟調地合いが継続する展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

09/13  6,899円 (-27円)

09/10  6,926円 (-4円)

09/09  6,930円 (-25円)

09/08  6,955円 (-72円)

09/07  7,027円 (-6円)

09/06  7,033円 (+43円)

09/03  6,990円 (-22円)

09/02  7,012円 (+6円)

09/01  7,006円 (+21円)

08/31  6,985円 (-17円)

10日間の金相場平均価格:6,976円/g



【パラジウム相場】週末10日のNYパラジウム相場は、米国株の下げやドル高が重しとなったほか、自動車メーカーの追加減産が懸念され軟調地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス2126.30ドル(-16.50ドル)と、4営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの売り過剰感から時間外取引きでは買い戻しが先行し一時2214ドル超まで上昇した。しかし、発表された米国経済指標(物価指数)が予想を上回った事から長期金利が上昇。ドルも対ユーロで上昇すると、パラジウムは相場を圧迫され上げ幅を縮小した。また、東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大の長期化に伴う部品供給の混乱などを受けて、トヨタ自動車が追加の減産を発表。加えて、ほとんどの乗用車メーカーはマレーシアの半導体不足の影響を受けており、他社もトヨタ同様に影響が拡大するとの警戒感も相場の重しとなり、結局この日もマイナス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、軟調地合いが継続した週末のNY相場を映し5日続落。買取では1gあたり8,278円(-176円)と、軟調地合いが継続となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

09/13  8,278円 (-176円)

09/10  8,454円 (-253円)

09/09  8,707円 (-478円)

09/08  9,185円 (-110円)

09/07  9,295円 (-72円)

09/06  9,367円 (+61円)

09/03  9,306円 (-106円)

09/02  9,411円 (-115円)

09/01  9,526円 (+27円)

08/31  9,499円 (+193円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,103円/g


12:20現在の金相場は1トロイオンス1799.45ドル、パラジウムは2148.50ドル、為替は1$109円92銭前後の値動きで推移しております。