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【金相場】16日のNY金相場は、総じて良好な米国経済指標や、対ユーロでのドル高が重しとなり続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1756.70ドル(-38.10ドル)と、売り優勢で取引きを終了。米労働省が朝方発表した週間の新規失業保険申請は、3週間ぶりに悪化したが、引き続き低水準となった。一方、米商務省が発表した8月の小売売上高は、前月比0.7%増と、市場予想の0.8%減に反し、2カ月ぶりのプラスとなった。米国経済回復ペースの底堅さを確認される中、金の売りが活発化した。また、量的金融緩和策の早期縮小への警戒感を背景とした長期金利や対ユーロでのドルの上昇も、金の割高感を強め、相場の圧迫要因となった。ただ市場の次の関心は、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)に向かっており、売り一巡後は1755ドル近辺で動意に乏しい展開となった。
国内の金相場は、軟調となったNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,764円(-130円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/17 6,764円 (-130円)
09/16 6,894円 (-54円)
09/15 6,948円 (+19円)
09/14 6,929円 (+30円)
09/13 6,899円 (-27円)
09/10 6,926円 (-4円)
09/09 6,930円 (-25円)
09/08 6,955円 (-72円)
09/07 7,027円 (-6円)
09/06 7,033円 (+43円)
10日間の金相場平均価格:6,931円/g
【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、前日に続き最近の調整地合いによる値頃感が意識され買いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス2021.50ドル(+29.90ドル)と続伸し、節目の2,000ドル台に戻して取引きを終了。この日のパラジウム相場は、値頃感から買い戻しに転じた前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引より買いが先行し堅調となった。また、8月の米国小売売上高が予想外に増加し、米国経済回復ペースの底堅さが確認された事も買い材料となった。途中、ドルが対ユーロで上昇した事から下押される場面もあったが、押し目買いなどに支えられ、この日もプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、堅調となったNY相場を映し続伸。買取では1gあたり7,821円(+44円)と、値を伸ばし、プラス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/17 7,821円 (+44円)
09/16 7,777円 (+110円)
09/15 7,667円 (-391円)
09/14 8,058円 (-220円)
09/13 8,278円 (-176円)
09/10 8,454円 (-253円)
09/09 8,707円 (-478円)
09/08 9,185円 (-110円)
09/07 9,295円 (-72円)
09/06 9,367円 (+61円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,461円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1798.60ドル、パラジウムは2052.85ドル、為替は1$109円30銭前後の値動きで推移しております。