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【金相場】21日のNY金相場は、リスク警戒感がくすぶる中、安全資産としての観点から買われ続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1778.20ドル(+14.40ドル)と、15日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。中国不動産開発大手・中国恒大集団の経営危機を発端とした強いリスク警戒ムードが和らぎ、この日は香港や欧州の株式相場が反発。外国為替市場ではドルがユーロに対して弱含んだことから、ドル建てで取引される金商品は割安感から買われやすくなり、早朝以降ジリ高で推移した。こうした流れを引き継ぎ、米市場でも株買いが先行。しかし、中国恒大集団の経営不安が金融市場や中国経済に波及する可能性もあるとの懸念から次第に買いの勢いが失速し不安定な値動きとなる中、安全資産とされる金は堅調を保ち上げ幅を拡大した。ただ午後に入ると、翌22日午後に米金融政策決定を控え様子見ムードも強まり、小動きな展開となった。
国内の金相場は、引き続き買い優勢となったNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり6,806円(+19円)と、値を伸ばし、16日相場(1週間)ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/22 6,806円 (+19円)
09/21 6,787円 (+23円)
09/16 6,894円 (-54円)
09/15 6,948円 (+19円)
09/14 6,929円 (+30円)
09/13 6,899円 (-27円)
09/10 6,926円 (-4円)
09/09 6,930円 (-25円)
09/08 6,955円 (-72円)
09/07 7,027円 (-6円)
10日間の金相場平均価格:6,884円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、前2日間の下げに対する反動や、投資家の過度なリスク警戒感の後退を受けて買い戻され上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1894.50ドル(+29.30ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。中国の不動産大手・中国恒大集団の経営不安を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まる中、前日には大きく売られた反動もあって、この日のパラジウムは値頃感が意識され、時間外取引より買いが先行した。また、香港や欧州の株式相場が反発し、米国株も買いが先行した事で、投資家の過度なリスク警戒ムードが和らいだほか、外国為替市場ではドルがユーロに対して軟調となった事から割安感が生じた事も材料となり、この日は買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、NY相場では買い優勢に転じるもマイナス圏で推移し続落。買取では1gあたり7,271円(-50円)と、値を下げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/22 7,271円 (-50円)
09/21 7,321円 (-500円)
09/15 7,667円 (-391円)
09/14 8,058円 (-220円)
09/13 8,278円 (-176円)
09/10 8,454円 (-253円)
09/09 8,707円 (-478円)
09/08 9,185円 (-110円)
09/07 9,295円 (-72円)
09/06 9,367円 (+61円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,054円/g
現在の金相場は1トロイオンス1784.85ドル、パラジウムは1907.40ドル、為替は1$109円42銭前後の値動きで推移しております。