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2021年09月29日国内金相場は5営業日ぶりに反落し約2週間ぶりの高値から下げたほか、パラジウムも軟調に推移し続落。

【金相場】28日のNY金相場は、リスク回避や株安を背景に買われる場面もあったが、長期金利の上昇や、ドル高が重しとなり3営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1737.50ドル(-14.50ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表された政策金利見通しで利上げ開始時期が前倒しされることが示されたことを受け、米10年債利回りは1.5%台に上昇し、6月以来の高水準で推移。これを背景に対ユーロでのドル高が進み、ドル建て商品としての割高感から金売りが優勢となった。一方で、米債務上限問題への懸念を背景に米国株が値を崩し、リスク回避の動きが強まったほか、中国恒大集団の経営危機や、中国の電力危機などを背景に安全資産の金を買い求める動きもあり、終盤にかけては下げ幅を縮小する展開となった。

国内の金相場は、マイナスサイドに反転したNY相場を映し、5営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり6,791円(-34円)と、前日に付けた約2週間(16日相場)ぶりの高値から値を下げる展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

09/29  6,791円 (-34円)

09/28  6,825円 (+9円)

09/27  6,816円 (+10円)

09/22  6,806円 (+19円)

09/21  6,787円 (+23円)

09/17  6,764円 (-130円)

09/16  6,894円 (-54円)

09/15  6,948円 (+19円)

09/14  6,929円 (+30円)

09/13  6,899円 (-27円)

10日間の金相場平均価格:6,846円/g



【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、中国の電力危機や、米議会で連邦債務上限を巡る交渉が行き詰まっていることを背景に、投資家のリスク回避姿勢の高まりから売りが優り軟調に推移。中心限月の12月限は1トロイオンス1854.20ドル(-93.50ドル)と、4営業日続落して取引きを終了。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長と、イエレン財務長官は上院公聴会でそろって証言し、債務上限が引き上げられず、そのために米国がデフォルト(債務不履行)に陥れば、壊滅的な影響が及ぶと警告。上院では債務上限引き上げを目指した民主党の動きを、共和党が採決阻止で妨害した。米財務省では連邦政府のデフォルト回避に回す手元資金が、約3週間後に尽きる可能性があり市場に警戒感が広がっているほか、商品生産に関わる中国の電力危機が警戒され株安などリスク回避の動きが強まる中、パラジウムも値を下げる展開となった。

国内のパラジウム相場は、リスクオフの流れから売り優勢となったNY相場を映し続落。買取では1gあたり7,431円(-187円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

09/29  7,431円 (-187円)

09/28  7,618円 (-38円)

09/27  7,656円 (+385円)

09/22  7,271円 (-50円)

09/21  7,321円 (-500円)

09/17  7,821円 (+44円)

09/16  7,777円 (+110円)

09/15  7,667円 (-391円)

09/14  8,058円 (-220円)

09/13  8,278円 (-176円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,690円/g


11:00現在の金相場は1トロイオンス1745.90ドル、パラジウムは1881.75ドル、為替は1$111円59銭前後の値動きで推移しております。