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2015年04月14日海外相場安や、円高要因から国内貴金属は総じて軟調に推移↓

【金相場】週明け13日のNY金相場は反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1199.30ドル(-5.30ドル)と、ドル高を背景に相場を圧迫されマイナスに転じて取引きを終了。この日は新規材料に乏しく全体的に薄商いとなった中、米の利上げ時期を巡る思惑や、ドル高加速に相場を圧迫され弱地合いとなった。中国の税関当局が発表した3月貿易収支が、輸出入共に事前予想を大きく下回り低調な内容となった事や、ギリシャ問題が引き続き意識された事から、外為市場ではドル買いが活発化。序盤は小高く推移していた金は、ドルの上昇に圧迫される形で売りが優勢となり1200ドルを挟んで推移した。また、同国の景気先行き不安から需要減退への懸念売りや、米の要人発言をきっかけに6月利上げ実施が警戒された事も売り材料となり、結局終値では1200ドルを割り込んで取引きを終えた。

国内の金相場は週明けの海外相場が軟調に推移した事や、為替が円高に振れた事が重なり反落。買取ベースでは1gあたり4,953円(-50円)と、昨日の上げ幅を消化し軟調に推移しました。

《4月現在の金相場価格推移(買取)》

04/14   4953円 (-50円)

04/13   5003円 (+40円)

04/10   4963円 (-11円)

04/09   4974円 (-32円)

04/08   5006円 (+9円) ※最高値

04/07   4997円 (+7円)

04/06   4990円 (+34円)

04/03   4869円 (-2円)

04/02   4958円 (+63円)

04/01   4895円 (-9円) ※最安値

本日までの4月の金相場平均価格:4,970円/g





【パラジウム相場】週明け13日のNYパラジウム相場は反落。中心限月の6月限は1トロイオンス771.40ドル(-4.65ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの上昇相場を引き継ぎ序盤は堅調に推移。その後、弱かった中国の経済指標(3月貿易収支)や、ギリシャ不安の再燃からドル買いが進行。他貴金属同様に、パラジウムは割高感から相場を圧迫され徐々に売りが優勢の展開となった。途中、原油相場の上伸を眺めた買いに支えられるも、米の株式相場が軟調に推移した事が嫌気され、結局終値では3営業日ぶりにマイナス圏に沈んで取引きを終えた。

国内のパラジウムは、3営業日ぶりに値を下げた海外相場や、円高要因から軟調に推移し反落。買取では1gあたり3,154円(-37円)と、前日におよそ4週間ぶり(先月19日相場来)の高値を付けるなど一段高で推移していましたが、3営業日ぶりにマイナスに転じました。

《4月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》

04/14   3154円 (-37円)

04/13   3191円 (+54円) ※最高値

04/10   3137円 (+32円)

04/09   3105円 (-49円)

04/08   3154円 (+27円)

04/07   3127円 (+33円)

04/06   3094円 (+38円)

04/03   3056円 (+5円)

04/02   3051円 (+43円)

04/01   3008円 (+6円) ※最安値

本日までの4月のパラジウム相場平均価格:3,108円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1201.60ドル、パラジウムは766.30ドル、為替は1$119円83銭前後の値動きで推移しております。