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2021年10月29日国内貴金属は銀を除いて反発↑金・パラジウム共に3営業日ぶりに値を上げプラス圏へ。

【金相場】週明け25日のNY金相場は、世界的なインフレ懸念を背景に買われ続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1806.80ドル(+10.50ドル)と、節目の1800ドルを上抜き、中心終値では9月14日相場(1807.10ドル)以来およそ1ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。この日は原油相場が一時1バレル=85ドルを突破し、約7年ぶりの高値を再び更新。これを受けてエネルギー価格の高騰によるインフレ懸念が改めて強まり、インフレヘッジとしての金買いが優勢となった。また、米国長期金利が低下し、金利を生まない資産としての投資妙味が増したことも、金相場の支援材料となり一段高となった。市場の関心は今週から来週にかけて開催される日米欧の金融政策決定会合に向いている。

国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅続伸したNY相場を映し上昇。買取ベースでは1gあたり7,174円(+5円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

10/29  7,174円 (+5円)

10/28  7,169円 (-19円)

10/27  7,188円 (-26円)

10/26  7,214円 (+62円)

10/25  7,152円 (+17円)

10/22  7,135円 (-6円)

10/21  7,141円 (+44円)

10/20  7,097円 (+33円)

10/19  7,064円 (-18円)

10/18  7,082円 (-81円)

10日間の金相場平均価格:7,142円/g



【パラジウム相場】週明け25日のNYパラジウム相場は、堅調となった原油や株式相場の流れを好感し買い地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス2048.20ドル(+12.60ドル)と、値を伸ばして取引きを終了。世界的な原油需給のひっ迫観測が根強く、原油相場が朝方に一時85.41ドルと2014年10月以来7年ぶりの高値を更新するなど一段高となったほか、米国株も堅調に推移するなどリスク選好意欲の高まりを背景にパラジウムも買いが選好し上伸した。また、金をはじめ他貴金属も堅調となった事も好材料となり、この日も買い優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、買い優勢に転じたNY相場を映しプラス圏に反転。買取では1gあたり7,948円(+121円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/29  7,948円 (+121円)

10/28  7,827円 (-236円)

10/27  8,063円 (-138円)

10/26  8,201円 (+143円)

10/25  8,058円 (-22円)

10/22  8,080円 (-192円)

10/21  8,272円 (-110円)

10/20  8,382円 (+324円)

10/19  8,058円 (-170円)

10/18  8,228円 (-204円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,112円/g


13:35現在の金相場は1トロイオンス1798.60ドル、パラジウムは1999.70ドル、為替は1$113円67銭前後の値動きで推移しております。