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2021年11月05日国内貴金属は強弱まちまち↑↓金はプラス圏に転じ反発した一方、パラジウムは為替要因から値を下げ続落。

【金相場】4日のNY金相場は、早期の米利上げ観測の後退を受け3日ぶりに反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1793.50ドル(+29.60ドル)と、買い優勢で取引きを終了。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で「量的緩和を縮小する時だが、雇用最大化の目標に達しておらず、利上げする時期ではない」と、利上げに慎重姿勢を示した。これを受けて金利を生まない金商品は公表直後の時間外取引より買われ相場は上昇した。また、米国長期金利の低下も金の支援材料となった。一方、市場の関心は翌5日の米雇用統計に集まっており、終盤は1800ドル近辺で高止まりとなった。

国内の金相場は、買い優勢に転じたNY相場を映し反発。買取ベースでは1gあたり7,149円(+40円)と、値を上げプラス圏に反転しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

11/05  7,149円 (+40円)

11/04  7,109円 (-59円)

11/02  7,168円 (+30円)

11/01  7,138円 (-36円)

10/29  7,174円 (+5円)

10/28  7,169円 (-19円)

10/27  7,188円 (-26円)

10/26  7,214円 (+62円)

10/25  7,152円 (+17円)

10/22  7,135円 (-6円)

10日間の金相場平均価格:7,160円/g



【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は、売り買いまちまちの展開の中、小幅高に振れ3営業日ぶりに反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1996.40ドル(+9.20ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。前日まではFOMCを控えた持ち高調整売りが出やすかったが、FRB議長の会見で利上げを急がない姿勢が強調されたほか、長期金利が低下していることから、金をはじめ他貴金属も買い戻しが入り、この日のパラジウムは時間外取引より上昇した。また、前日までの下げに対する反動買いもあって相場は一時2060ドルまで急伸した。一方、原油相場や株式相場の下げを受けて取引終盤には上げ幅を縮小する展開となった。

国内のパラジウム相場は、NY市場では小幅高に転じるも為替要因から上げを消化しマイナス圏での値動きに。買取では1gあたり8,025円(-49円)と、続落しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

11/05  8,025円 (-49円)

11/04  8,074円 (-116円)

11/02  8,190円 (+215円)

11/01  7,975円 (+27円)

10/29  7,948円 (+121円)

10/28  7,827円 (-236円)

10/27  8,063円 (-138円)

10/26  8,201円 (+143円)

10/25  8,058円 (-22円)

10/22  8,080円 (-192円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,044円/g


11:45現在の金相場は1トロイオンス1799.70ドル、パラジウムは2014.80ドル、為替は1$113円76銭前後の値動きで推移しております。