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【金相場】10日のNY金相場は、インフレヘッジ目的から買いが活発となり急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1848.30ドル(+17.50ドル)と、5営業日続伸し、中心終値では6月16日相場以来およそ5ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。米労働省が朝方発表した10月のCPIは前年同月比6.2%上昇した。伸びは前月(5.4%)から大幅に加速し、約31年ぶりの高水準を記録。市場予想の5.8%も上回り、強いインフレ圧力が続いていることが示された。この結果を受けて、インフレヘッジとしての金の魅力が高まると買いが活発化し、相場は一時1870ドル台まで上昇した。ただ、主要通貨に対するドル買いが活発となったことや米長期金利の上昇を警戒して、終盤には上げ幅をやや縮める展開となった。
国内の金相場は、約5ヶ月ぶりの高値となるなど一段高となったNY相場を映し5日続伸と急騰。買取ベースでは1gあたり7,400円(+153円)と、年初来高値を上抜いて、2020年8月19日相場(7414円)以来およそ1年3ヶ月ぶりの高値を更新するなど価格水準を切り上げる展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/11 7,400円 (+153円)
11/10 7,247円 (+6円)
11/09 7,241円 (+14円)
11/08 7,227円 (+78円)
11/05 7,149円 (+40円)
11/04 7,109円 (-59円)
11/02 7,168円 (+30円)
11/01 7,138円 (-36円)
10/29 7,174円 (+5円)
10/28 7,169円 (-19円)
10日間の金相場平均価格:7,202円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、ポジション調整などから買い優勢の展開に。中心限月の12月限は1トロイオンス2038.90ドル(+16.80ドル)と、プラス圏に反転して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日の下げに対する反動から時間外取引より買いが入り上昇した。一方、発表された米国の消費者物価指数(CPI)が市場予想以上に上昇し、ドル買いが活発となったほか、長期金利の上昇や米国株の下げも意識され相場を重くした。ただ、インフレヘッジ目的から金が一段高となった事に連れてパラジウムも買い支えられ、結局プラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、買い優勢に転じたNY相場を映し反発。買取では1gあたり8,179円(+143円)と、値を上げプラス圏に反転しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/11 8,179円 (+143円)
11/10 8,036円 (-181円)
11/09 8,217円 (+66円)
11/08 8,151円 (+126円)
11/05 8,025円 (-49円)
11/04 8,074円 (-116円)
11/02 8,190円 (+215円)
11/01 7,975円 (+27円)
10/29 7,948円 (+121円)
10/28 7,827円 (-236円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,062円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1850.55ドル、パラジウムは2030.15ドル、為替は1$114円09銭前後の値動きで推移しております。