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2021年11月29日週末のNY相場の値動きや為替要因から、国内貴金属は総じてマイナス圏での値動きに↓

【金相場】週末26日のNY金相場は、売り買いが拮抗する中で小幅高で推移し続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1785.50ドル(+1.20ドル)と、プラス圏で取引きを終了。南アフリカで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株は、感染力の高い懸念すべき変異株に分類されており、リスク回避的な取引が拡大。アジアや欧州の主要市場で株安となるなど投資家のリスク回避姿勢が強まる中、安全資産としての金買いが先行し相場は早朝に一時1816.30ドルまで上昇した。ただ、買い一巡後は利益確定の売りや、週末要因の売りなどに押され、朝方の上げ幅を縮小。前営業日清算値を挟んでもみ合いとなり、結局小幅高に留まる展開となった。

国内の金相場は、為替が円高に傾斜した事を受けマイナス圏での値動きに。買取ベースでは1gあたり7,172円(-64円)と、値を下げ続落となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

11/29  7,172円 (-64円)

11/26  7,236円 (-33円)

11/25  7,247円 (+14円)

11/24  7,255円 (-136円)

11/22  7,391円 (-67円)

11/19  7,458円 (-25円)

11/18  7,483円 (+20円)

11/17  7,463円 (+3円)

11/16  7,460円 (+4円)

11/15  7,456円 (+7円)

10日間の金相場平均価格:7,364円/g



【パラジウム相場】週末26日のNYパラジウム相場は、新型コロナ変異種への警戒感から、リスク回避姿勢の高まりを背景に売られ6日続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1789.10ドル(-58.80ドル)と、軟調地合いが継続して取引きを終了。南アフリカやボツワナで確認された新たな変異株はデルタ株より感染力が強く、ワクチン耐性を持つ可能性が指摘され、世界的に株式市場が急落するなど投資家がリスク回避姿勢を強めたことで、同じリスク資産であるパラジウムの持ち高を手じまう動きにつながった。また、週末を控えた持ち高調整売りも見られ、この日も軟調推移で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、引き続き軟調地合いとなった週末のNY相場や円高要因を受け6日続落。買取では1gあたり7,123円(-401円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

11/26  7,123円 (-401円)

11/25  7,524円 (-33円)

11/24  7,684円 (-550円)

11/22  8,234円 (-319円)

11/19  8,553円 (-192円)

11/18  8,745円 (+66円)

11/17  8,679円 (+126円)

11/16  8,553円 (+83円)

11/15  8,470円 (+198円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,112円/g


12:20現在の金相場は1トロイオンス1798.90ドル、パラジウムは1797.55ドル、為替は1$113円55銭前後の値動きで推移しております。