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2021年12月08日国内貴金属は値動きが無かったパラジウムを除いて堅調に推移↑金は3日続伸し約1週間ぶりの高値水準に回復。

【金相場】7日のNY金相場は、リスク選好地合いの中、インフレヘッジ手段として買われ反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1784.70ドル(+5.20ドル)と、買い優勢で取引きを終了。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」への警戒感が後退し、景気回復への期待が高まったことで、この日はインフレ懸念が再燃。インフレヘッジ手段としての金商品の魅力が高まり金を買う動きに繋がった。ただ、金融市場ではリスク選好ムードが広がり、株式相場は堅調に推移。米長期金利が上昇し、外国為替市場では対ユーロでドル高になるなど、金相場の圧迫要因も見られ、上値を抑えられる展開となった。

国内の金相場は、NY相場がプラス圏に反転した事を映し3日続伸。買取ベースでは1gあたり7,119円(+11円)と、11月30日相場(約1週間)ぶりの高値に値戻す展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

12/08  7,119円 (+11円)

12/07  7,108円 (+26円)

12/06  7,082円 (+46円)

12/03  7,036円 (-37円)

12/02  7,073円 (+13円)

12/01  7,060円 (-93円)

11/30  7,153円 (-19円)

11/29  7,172円 (-64円)

11/26  7,236円 (-33円)

11/25  7,247円 (+14円)

10日間の金相場平均価格:7,131円/g



【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、リスク選好意欲の高まりから引き続き買いが入り5営業日続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1847.00ドル(+1.40ドル)と、小幅ながら値を伸ばし、11月24日相場(約2週間)ぶりの高値で取引きを終了。新型コロナウイルスのオミクロン変異株出現による過度な警戒感が後退すると、原油や株式が堅調となりS&P500種株価指数は3月以来の大幅高となるなど一段高となった。これを受け、パラジウムも連れて上伸し序盤より買いが先行。相場は一時1884.50ドルまで上げ幅を拡大する場面もあった。ただ、米長期金利の上昇や、外国為替市場ではドル高が進むなど相場の圧迫要因も見られ次第に上げ幅を縮小する展開となった。

国内のパラジウム相場は、前日比変わらずの横ばい。買取では1gあたり7,370円(±0円)と、約2週間(11月26日相場)ぶりの水準で高止まりとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

12/08  7,370円 (±0円)

12/07  7,370円 (+143円)

12/06  7,227円 (+187円)

12/03  7,040円 (+82円)

12/02  6,958円 (-22円)

12/01  6,980円 (-231円)

11/30  7,211円 (+88円)

11/29  7,123円 (-401円)

11/26  7,524円 (-33円)

11/25  7,557円 (-127円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,236円/g


10:55現在の金相場は1トロイオンス1795.40ドル、パラジウムは1871.70ドル、為替は1$113円47銭前後の値動きで推移しております。