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【金相場】23日のNY金相場は、クリスマス休暇を控えて薄商いとなる中、持ち高調整などから買いが優勢となり続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1811.70ドル(+9.50ドル)と、中心終値では11月19日相場(1851.60ドル)以来およそ1ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。なお、翌24日は祝日振り替えで休場となる中、週間では0.38%上昇した。米商務省が朝方発表した11月の個人消費支出(PCE)物価指数は約39年ぶりの高い伸びを記録。インフレの高止まりを反映する内容を受け、金相場はインフレヘッジとしての側面から買われた堅調となった。ただ、世界的に拡大する新型コロナウイルスの「オミクロン株」をめぐり、感染者の重症化リスクは低いとの研究結果が南アフリカと英国から相次ぎ発表されたほか、製薬会社ファイザーに続き、この日はメルクが開発した経口治療薬が緊急使用許可を得たことで、投資家のリスク選好意欲が回復。このため、安全資産とされる金相場の上値はやや抑えられる展開となった。
国内の金相場は、買い優勢地合いが継続したNY相場を映して上げ幅を拡大。買取ベースでは1gあたり7,259円(+35円)と、直近高値を抜いて、11月22日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/24 7,259円 (+35円)
12/23 7,224円 (+49円)
12/22 7,175円 (+16円)
12/21 7,159円 (-32円)
12/20 7,191円 (-1円)
12/17 7,192円 (+44円)
12/16 7,148円 (+49円)
12/15 7,099円 (-32円)
12/14 7,131円 (+14円)
12/13 7,117円 (+22円)
10日間の金相場平均価格:7,170円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、リスク選好意欲の高まりや、ドル安の進行、テクニカル要因から引き続き買い膨らみ3連日急伸。中心限月の3月限は1トロイオンス1956.90ドル(+67.60ドル)と、節目の1900ドルを超えて、終値では11月19日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。なお、週間では+172.10ドル(+8.8%)上昇し一段高となった。米食品医薬品局(FDA)がこの日、前日の米ファイザー社製に続き、メルク社の新型コロナ経口治療薬の緊急使用を許可した。また、英製薬大手アストラゼネカは、オミクロン株に対して、自社製ワクチンの追加接種が有効だとする研究結果を発表。これらを受けて新変異株をめぐる警戒感が和らぎ、原油や株式相場が上昇。同じリスク資産とされるパラジウムにも買いが旺盛となったほか、テクニカル要因や、外国為替市場では対ユーロでドルが軟化した事も割安感に繋がり相場は堅調に推移。節目の1900ドルを突破すると上げ幅を拡大し、一時1962ドルまで価格水準を切り上げた。
国内のパラジウム相場は、3連日で急伸したNY相場を映して上げ幅を拡大。買取では1gあたり7,854円(+341円)と、直近高値を抜いて、11月22日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/24 7,854円 (+341円)
12/23 7,513円 (+379円)
12/22 7,134円 (+165円)
12/21 6,969円 (+6円)
12/20 6,963円 (-22円)
12/17 6,985円 (+467円)
12/16 6,518円 (±0円)
12/15 6,518円 (-236円)
12/14 6,754円 (-330円)
12/13 7,084円 (-149円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,029円/g
10:55現在の金相場は1トロイオンス1812.80ドル、パラジウムは1950.65ドル、為替は1$114円38銭前後の値動きで推移しております。