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2022年01月27日国内金相場は3営業日ぶりに反落した一方、パラジウムは暴騰し約5ヶ月ぶりの高値を更新↑

【金相場】26日のNY金相場は、米国金利の先高観の強まりや、ドル高が重しとなり反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1829.70ドル(-22.80ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明を待つ状況となり、序盤は前日相場をやや上回る小高い水準で推移した。一方、米商務省が朝方発表した昨年12月の卸売在庫速報値は前月比2.1%増と、前月の1.7%増を上回った。市場予想を上回る結果を受けて、外国為替市場では対ユーロでドルが上昇。ドル建ての金商品は割高感が意識され相場を圧迫。加えて、米国の長期金利の上昇も金の重しとなり、この日はマイナス圏に転じて取引きを終えた。
引け後に公表された声明ではFOMCは3月会合での利上げ開始を意識していると言明。毎回の会合で利上げを決める可能性を排除しなかった。「利上げはまもなく適切となる」と明言し、3月の次回会合で事実上のゼロ金利政策を解除する意向を示した。

国内の金相場は、NY相場が約2ヶ月ぶりの高値から値を落とした事を映し、マイナスサイドに転じ3営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり7,329円(-51円)と、前日の約3週間ぶりの高値から後退しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

01/27  7,329円 (-51円)

01/26  7,380円 (+12円)

01/25  7,368円 (+47円)

01/24  7,321円 (-27円)

01/21  7,348円 (-32円)

01/20  7,380円 (+84円)

01/19  7,296円 (-14円)

01/18  7,310円 (+21円)

01/17  7,289円 (-2円)

01/14  7,291円 (-46円)

10日間の金相場平均価格:7,331円/g



【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、先行きの供給不安が引き続き意識され暴騰。中心限月の3月限は1トロイオンス2350.60ドル(+161.70ドル)と、大幅高となり2300ドル台に浮上。中心終値では昨年9月7日相場(2353.50ドル)以来およそ5ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。FOMC結果を控えて序盤は様子見のムードとなったが、この日は米国株が上昇してスタートするなどリスク回避ムードが一服した事を受け、パラジウムも次第に買いが入り上昇した。また、ウクライナを巡って、ロシアと欧米諸国との対立が警戒される中、供給への先行き不安からパラジウムはこの日も買いが殺到し急騰。テクニカル要因もあって相場は節目の2300ドルを突破し一時2380ドルと、昨年9月3日相場(2416.30ドル)ぶりの高値まで暴騰する場面もあった。なお、急騰した7日間の上げ幅は+472.40ドル(+20%)と、需給バランスの先行き不安を背景に価格水準を切り上げ、現在一段高で推移中。

国内のパラジウム相場は、約5ヶ月ぶりの高値を更新するなど一段高となったNY相場を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり9,389円(+660円)と、直近では最長の8連騰し大台の9,000円台に浮上。昨年9月2日相場(9,411円)以来およそ5ヶ月ぶりの高値を付けるなど価格水準を切り上げる展開となりました。なお、急騰した8日間の上げ幅は+1,848円(+19.7%)と、現在一段高で推移中。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/27  9,389円 (+660円)

01/26  8,729円 (+171円)

01/25  8,558円 (+148円)

01/24  8,410円 (+237円)

01/21  8,173円 (+181円)

01/20  7,992円 (+380円)

01/19  7,612円 (+55円)

01/18  7,557円 (+16円)

01/17  7,541円 (-16円)

01/14  7,557円 (-132円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,152円/g


12:00現在の金相場は1トロイオンス1824.50ドル、パラジウムは2316.90ドル、為替は1$114円64銭前後の値動きで推移しております。