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【金相場】3日のNY金相場は、売り買いまちまちとなる中、小幅に下げて4営業日ぶりに反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1804.10ドル(-6.20ドル)と、売り優勢で取引きを終了。米連邦準備制度理事会(FRB)、英中央銀行(BOE)、欧州中央銀行(ECB)は金融緩和策を段階的に縮小する方針を表明しており、この日は米国長期金利が上昇。金は序盤より軟調となりマイナス圏で推移した。一方、欧州中央銀行(ECB)が、新型コロナウイルス対策の金融緩和の解除を緩やかに進める方針をあらためて示した事から、外国為替市場ではユーロ高・ドル安が進行。ドル建ての金商品は割安感が生じたほか、株安を意識して下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では1805ドル近辺で推移した。市場の関心は翌4日に発表される米雇用統計に集まっている。
国内の金相場は、円安要因から値を伸ばし続伸。買取ベースでは1gあたり7,296円(+27円)と、先週1月27日相場以来およそ1週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/04 7,296円 (+27円)
02/03 7,269円 (+13円)
02/02 7,256円 (-9円)
02/01 7,265円 (+21円)
01/31 7,244円 (-37円)
01/28 7,281円 (-48円)
01/27 7,329円 (-51円)
01/26 7,380円 (+12円)
01/25 7,368円 (+47円)
01/24 7,321円 (-27円)
10日間の金相場平均価格:7,380円/g
【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は、欧州中央銀行(ECB)がタカ派寄りな声明を出した事や、株安などを背景に売られ反落。中心限月の3月限は1トロイオンス2317.70ドル(-51.80ドル)と、マイナス圏に転じて取引を終了。欧州中央銀行(ECB)は3日、新型コロナウイルス対策の金融緩和の解除を緩やかに進める方針をあらためて示した。政策委員会は2022年を通じて債券購入を減らし、資産購入を完全に終了させた後に利上げをすると表明し、記録的な高インフレで年内利上げ観測の否定もなかった事が市場では想定よりタカ派と受け止められ、パラジウムは時間外取引より安寄りした。一方、ウクライナ情勢を巡る緊張の高まりから、引き続き需給逼迫観測も強まっている。世界最大の供給国でもあるロシアからの供給が途絶えかねないとの懸念がくすぶっている事から、相場は一時2393ドルまで買われる場面もあった。ただ、相場の短期的な過熱感が意識されやすいうえ、現在約5ヶ月半ぶり(昨年9月上旬)の高値水準で推移している事もあって、利益を確定する売りも出やすかった。
国内のパラジウム相場は、マイナス圏で推移し続落。買取では1gあたり9,411円(-104円)と、値を下げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/04 9,411円 (-104円)
02/03 9,515円 (-6円)
02/02 9,521円 (+50円)
02/01 9,471円 (-105円)
01/31 9,576円 (-55円)
01/28 9,631円 (+242円)
01/27 9,389円 (+660円)
01/26 8,729円 (+171円)
01/25 8,558円 (+148円)
01/24 8,410円 (+237円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,221円/g
11:30現在の金相場は1トロイオンス1810.70ドル、パラジウムは2331.80ドル、為替は1$114円89銭前後の値動きで推移しております。