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2022年02月16日NY相場の値動きを映して、国内貴金属は総じてマイナス圏での値動きに。

【金相場】15日のNY金相場は、ウクライナ情勢への警戒感が和らぐ中、8営業日ぶりに反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1856.20ドル(-13.20ドル)と、3ヵ月ぶりの高値水準から後退し、上値追い一服で取引きを終了。ロシア国防省報道官はこの日、西部と南部の軍管区の軍部隊の一部が演習を終え、撤収を同日開始すると発表。また、プーチン大統領は、安全保障について米欧と「共同作業をさらに進める用意がある」と協議継続の意向を表明した。これを受けてウクライナ侵攻への警戒感が和らぎ、安全資産とされる金商品は売りが先行した。また、米長期金利の上昇も、金利を生まない資産である金の圧迫要因となった。ただ、欧米やウクライナではロシアの動きに依然として懐疑的な見方が強いほか、押し目買いも観測されており、通常取引終了後の時間外取引では下げ幅を縮小する展開となった。

国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映して9営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり7,515円(-62円)と、前日に付けた約1年6ヵ月ぶり(2020年8月7日相場以来)の高値から後退となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

02/16  7,515円 (-62円)

02/15  7,577円 (+46円)

02/15  7,577円 (+46円)

02/14  7,531円 (+99円)

02/10  7,432円 (+32円)

02/09  7,400円 (+31円)

02/08  7,369円 (+39円)

02/07  7,330円 (+34円)

02/04  7,296円 (+27円)

02/03  7,269円 (+13円)

02/02  7,256円 (-9円)

10日間の金相場平均価格:7,398円/g



【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、ロシアによるウクライナ軍事侵攻が回避されるとの期待から利益確定の売りに押され反落。中心限月の3月限は1トロイオンス2252.30ドル(-93.70ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。ロシア軍によるウクライナ侵攻が間近に迫り、供給逼迫への警戒感が強まる中、前日14日の相場は大幅続伸。一時2400ドル近辺まで急騰するなど約5ヶ月ぶりの高値水準での取引が続いた。しかし、ロシア国防省報道官が15日、西部と南部の軍部隊の一部が撤収を始めると発表。ウクライナ国境付近に集結している軍部隊を指すとみられることから、外交的解決への期待感が急速に高まり、この日は利益確定目的の売りが台頭した。しかし、欧米やウクライナではロシアの動きに懐疑的な見方が強く、その後は神経質なムードが広がり、やや買い戻される展開となった。

国内のパラジウム相場は、利確売りに押されたNY相場を映し反落。買取では1gあたり9,207円(-363円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/16  9,207円 (-363円)

02/15  9,570円 (-39円)

02/14  9,609円 (+314円)

02/10  9,295円 (+181円)

02/09  9,114円 (-82円)

02/08  9,196円 (-138円)

02/07  9,334円 (-77円)

02/04  9,411円 (-104円)

02/03  9,515円 (-6円)

02/02  9,521円 (+50円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,377円/g


現在の金相場は1トロイオンス1863.55ドル、パラジウムは2315.40ドル、為替は1$115円68銭前後の値動きで推移しております。