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【金相場】23日のNY金相場は、緊迫化するウクライナ情勢を背景に買いが進み続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1910.40ドル(+3.00ドル)と、終値では2021年1月4日相場(1946.60ドル)以来およそ1年1ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。ウクライナ国家安全保障・国防会議はこの日、非常事態宣言を発令する方針を決定。ロシアが21日に東部の親ロシア派支配地域の独立を承認し、他の地域にも侵攻する脅威が高まっていることなど、ウクライナ情勢の一段の緊迫化を背景に、安全資産とされる金は買いが優勢となった。
国内の金相場は、リスク回避目的から買い優勢となり5日続伸。買取ベースでは1gあたり7,702円(+15円)と、前日に続き歴代高値を上抜いて、史上最高値を記録しました。地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、現在一段高で推推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/24 7,702円 (+15円)
02/22 7,687円 (+1円)
02/21 7,686円 (+28円)
02/18 7,658円 (+95円)
02/17 7,563円 (+48円)
02/16 7,515円 (-62円)
02/15 7,577円 (+46円)
02/14 7,531円 (+99円)
02/10 7,432円 (+32円)
02/09 7,400円 (+31円)
10日間の金相場平均価格:7,575円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、ウクライナ情勢への緊迫化を背景に買いが殺到。中心限月の3月限は1トロイオンス2440.60ドル(+68.80ドル)と、節目の2400ドルを突破し、中心終値では昨年2021年9月1日相場以来およそ5ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。ロシアがウクライナ東部の親ロシア派支配地域への派兵を決め、ウクライナは23日に非常事態宣言を発令する方針を決定。米国防総省高官は23日、「ロシア軍がウクライナ周辺で最大限の臨戦態勢に入っている」と述るなど、情勢緊迫化が一層と高まった。米欧政府はロシアの行動次第で一段と厳しい追加制裁に動く構えで、ロシアからの供給が滞り需給が逼迫するとの観測から、パラジウムは買いが殺到し節目の2400ドルを突破するとテクニカルな買いもあって、相場は一段高となった。
国内のパラジウム相場は、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に買いが殺到し急伸。買取では1gあたり10,005円(+347円)と、大台の10,000円台に乗せ、昨年8月16日相場(10,104円)以来およそ6ヵ月ぶりの高値更新となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/24 10,005円 (+347円)
02/22 9,658円 (+137円)
02/21 9,521円 (-44円)
02/18 9,565円 (+275円)
02/17 9,290円 (+83円)
02/16 9,207円 (-363円)
02/15 9,570円 (-39円)
02/14 9,609円 (+314円)
02/10 9,295円 (+181円)
02/09 9,114円 (-82円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,483円/g
11:35現在の金相場は1トロイオンス1921.30ドル、パラジウムは2484.70ドル、為替は1$115円10銭前後の値動きで推移しております。