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【金相場】1日のNY金相場は、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に買いが活発化し続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1943.80ドル(+43.10ドル)と、年初来高値を上抜き、終値では2021年1月5日相場(1954.40ドル)以来およそ1年2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。ロシア軍は1日、ウクライナ都市部への攻撃を一段と強化。北東部の第2の都市ハリコフに対しては、包囲部隊が市街地に向けて集中的に砲撃を加える無差別性の高い攻撃を採用しているとみられる。首都キエフではテレビ塔が攻撃され大きな爆発が起きるなど、ウクライナ情勢の一段の緊迫化に警戒感が高まり、欧米や日本による対ロ金融制裁の副作用にも懸念が広がる中、安全資産として金に買いが集まり一段高となった。
国内の金相場は、一段高となったNY相場を映して急騰。買取ベースでは1gあたり7,825円(+133円)と、節目の7,800円台に乗せ、史上最高値を再更新しました。地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/02 7,825円 (+133円)
03/01 7,692円 (-51円)
02/28 7,743円 (+19円)
02/25 7,724円 (+22円)
02/24 7,702円 (+15円)
02/22 7,687円 (+1円)
02/21 7,686円 (+28円)
02/18 7,658円 (+95円)
02/17 7,563円 (+48円)
02/16 7,515円 (-62円)
10日間の金相場平均価格:7,680円/g
【パラジウム相場】1日のNYパラジウム相場は、ウクライナ情勢の緊迫が続き、需給逼迫への警戒感が一層高まるとの見方から買いが活発化。中心限月の6月限は1トロイオンス2537.80ドル(+33.20ドル)と、年初来高値を上抜き、終値では2021年8月2日相場以来およそ7ヵ月ぶりの高値を更新して取引きを終了。ロシア軍のミサイルなどによる攻撃はウクライナの一般市民に対しても無差別に広がっていると伝わるなど状況が激化。ロシア軍の長蛇の車列が首都キエフに接近しているとの報道もあり、一段の攻防の激化が予想され、欧米諸国とロシアの関係悪化が需給の引き締まりにつながるとの見方が強まり、パラジウムには買いが殺到。相場は節目の2700ドルを突破し、一時2718ドルを記録するなど、2021年7月中旬の高値水準まで急騰した。また、原油相場が2014年6月下旬以来およそ7年8ヵ月ぶりの高値を更新するなど一段高となった事も支援材料となった。一方で、急ピッチで高騰した反動もあって利益を確定する売りも一部で見られたほか、リスク回避から株価が軟調となった事もあって、買い一巡後は上げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウム相場は、上げ幅を拡大したNY相場を映して急騰。買取では1gあたり10,643円(+528円)と、年初来高値を上抜き、2021年7月15日相場以来およそ7ヵ月半ぶりの高値更新となりました。需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは価格水準を大幅に切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/02 10,643円 (+528円)
03/01 10,115円 (-66円)
02/28 10,181円 (+308円)
02/25 9,873円 (-132円)
02/24 10,005円 (+347円)
02/22 9,658円 (+137円)
02/21 9,521円 (-44円)
02/18 9,565円 (+275円)
02/17 9,290円 (+83円)
02/16 9,207円 (-363円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,806円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1944.80ドル、パラジウムは2612.75ドル、為替は1$115円01銭前後の値動きで推移しております。