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【金相場】週末11日のNY金相場は、ロシアのプーチン大統領の発言を受けたウクライナとの停戦期待を背景に、売り優勢となり反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1985.00ドル(-15.40ドル)と、マイナスサイドに転じて取引きを終了。なお、週間では+18.40ドル(+0.94%)と、なった。ロシアのプーチン大統領は11日、ベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、ウクライナと停戦交渉を行っている担当者からの報告として「幾つかの前向きな進展があった」と述べた。プーチン氏の発言の真意は不明なものの、停戦が実現するのではないかとの期待から、株式などリスク資産に買いが集まった一方で、安全資産とされる金は相場を圧迫された。また、週末を控えた持ち高調整目的からも売りが出やすく、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、円安要因から下げを埋めて横ばい。買取ベースでは1gあたり8,131円(±0円)と、値動きなし推移となりました。地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/14 8,131円 (±0円)
03/11 8,131円 (+36円)
03/10 8,095円 (-204円)
03/09 8,299円 (+219円)
03/08 8,080円 (+75円)
03/07 8,005円 (+151円)
03/04 7,854円 (+42円)
03/03 7,812円 (-13円)
03/02 7,825円 (+133円)
03/01 7,692円 (-51円)
10日間の金相場平均価格:7,992円/g
【パラジウム相場】週末11日のNYパラジウム相場は、ロシアとウクライナが停戦に向かう可能性が期待され、供給逼迫への過度な警戒感がやや緩和した事から売りが出て3日続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2796.80ドル(-123.70ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。ロシアのプーチン大統領がベラルーシのルカシェンコ大統領とモスクワで会談。ウクライナ停戦交渉に関して「幾つかの前向きな進展があった」と発言した。これを受けて停戦期待が浮上し、供給不足への過度な警戒感が後退。このところ急ピッチで相場が上昇していた事もあって、利益確定売りが優勢となった。ただプーチン大統領の発言の真意のほどは定かではなく、ロシア軍はこの日もウクライナの首都キエフ中心部に向かい、戦線を徐々に拡大。需給バランスへの不安感は根強く、その後は買い戻しが優勢となった。
国内のパラジウム相場は、軟調となったNY相場を映し3日続落。買取では1gあたり11,319円(-655円)と、マイナス圏での値動きとなりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは急騰中。年初来から本日までにgあたり+3,465円(+30.6%)と、価格水準を大幅に切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/14 11,319円 (-655円)
03/11 11,974円 (-181円)
03/10 12,155円 (-1359円)
03/09 13,514円 (+1100円)
03/08 12,414円 (-319円)
03/07 12,733円 (+1320円)
03/04 11,413円 (+616円)
03/03 10,747円 (+154円)
03/02 10,643円 (+528円)
03/01 10,115円 (-66円)
10日間のパラジウム相場平均価格:11,708円/g
12:50現在の金相場は1トロイオンス1986.70ドル、パラジウムは2709.85ドル、為替は1$117円84銭前後の値動きで推移しております。