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2022年03月14日円安要因から国内金相場は下げを埋めて横ばい。一方、パラジウムは利確売りに押され3日続落。

【金相場】週末11日のNY金相場は、ロシアのプーチン大統領の発言を受けたウクライナとの停戦期待を背景に、売り優勢となり反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1985.00ドル(-15.40ドル)と、マイナスサイドに転じて取引きを終了。なお、週間では+18.40ドル(+0.94%)と、なった。ロシアのプーチン大統領は11日、ベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、ウクライナと停戦交渉を行っている担当者からの報告として「幾つかの前向きな進展があった」と述べた。プーチン氏の発言の真意は不明なものの、停戦が実現するのではないかとの期待から、株式などリスク資産に買いが集まった一方で、安全資産とされる金は相場を圧迫された。また、週末を控えた持ち高調整目的からも売りが出やすく、この日はマイナス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、円安要因から下げを埋めて横ばい。買取ベースでは1gあたり8,131円(±0円)と、値動きなし推移となりました。地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、現在一段高で推移中。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

03/14  8,131円 (±0円)

03/11  8,131円 (+36円)

03/10  8,095円 (-204円)

03/09  8,299円 (+219円)

03/08  8,080円 (+75円)

03/07  8,005円 (+151円)

03/04  7,854円 (+42円)

03/03  7,812円 (-13円)

03/02  7,825円 (+133円)

03/01  7,692円 (-51円)

10日間の金相場平均価格:7,992円/g



【パラジウム相場】週末11日のNYパラジウム相場は、ロシアとウクライナが停戦に向かう可能性が期待され、供給逼迫への過度な警戒感がやや緩和した事から売りが出て3日続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2796.80ドル(-123.70ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。ロシアのプーチン大統領がベラルーシのルカシェンコ大統領とモスクワで会談。ウクライナ停戦交渉に関して「幾つかの前向きな進展があった」と発言した。これを受けて停戦期待が浮上し、供給不足への過度な警戒感が後退。このところ急ピッチで相場が上昇していた事もあって、利益確定売りが優勢となった。ただプーチン大統領の発言の真意のほどは定かではなく、ロシア軍はこの日もウクライナの首都キエフ中心部に向かい、戦線を徐々に拡大。需給バランスへの不安感は根強く、その後は買い戻しが優勢となった。

国内のパラジウム相場は、軟調となったNY相場を映し3日続落。買取では1gあたり11,319円(-655円)と、マイナス圏での値動きとなりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは急騰中。年初来から本日までにgあたり+3,465円(+30.6%)と、価格水準を大幅に切り上げて推移中。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

03/14  11,319円 (-655円)

03/11  11,974円 (-181円)

03/10  12,155円 (-1359円)

03/09  13,514円 (+1100円)

03/08  12,414円 (-319円)

03/07  12,733円 (+1320円)

03/04  11,413円 (+616円)

03/03  10,747円 (+154円)

03/02  10,643円 (+528円)

03/01  10,115円 (-66円)

10日間のパラジウム相場平均価格:11,708円/g


12:50現在の金相場は1トロイオンス1986.70ドル、パラジウムは2709.85ドル、為替は1$117円84銭前後の値動きで推移しております。