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2022年03月16日国内貴金属は売り買いまちまち↑↓金は続落した一方、パラジウムは値ごろ感から5営業日ぶりに反発。

【金相場】15日のNY金相場は、ウクライナ停戦交渉の進展期待などを背景に利確売りが優勢となり続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1929.70ドル(-31.10ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。ロシアとウクライナは14日にオンライン形式で停戦交渉を行った。ゼレンスキー大統領は15日の声明で、交渉に関し自らが受けた報告は「かなり良い」と評価した。交渉の行方は依然として不透明で予断を許さないものの、一定の進展とみなされた事を受けて、これまでウクライナ情勢の緊迫化を背景に安全資産として買われてきた金に売りが広がった。また、16日まで2日間の日程で始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げ決定が確実視されている。インフレ抑制のための継続的な利上げが見込まれる中、金利を生まない資産である金の魅力が後退し、売り圧力につながった。

国内の金相場は、軟調となったNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり7,988円(-90円)と、マイナス圏での値動きとなりました。地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、現在一段高で推移中。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

03/16  7,988円 (-90円)

03/15  8,078円 (-53円)

03/14  8,131円 (±0円)

03/11  8,131円 (+36円)

03/10  8,095円 (-204円)

03/09  8,299円 (+219円)

03/08  8,080円 (+75円)

03/07  8,005円 (+151円)

03/04  7,854円 (+42円)

03/03  7,812円 (-13円)

10日間の金相場平均価格:8,047円/g



【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯した後、小幅安で取引きを終了。中心限月の6月限は1トロイオンス2412.00ドル(-5.60ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。ロシアとウクライナは14日にオンライン形式で停戦交渉を行った。ウクライナのゼレンスキー大統領は15日の声明で、交渉に関して自らが受けた報告は「かなり良い」と評価。交渉の行方は依然として不透明ながらも一定の進展と評価され、ウクライナ情勢を背景にこれまで高まってきた過度の供給懸念が後退し、時間外取引では利益確定の売りが継続した。しかし、このところの下げに対する反動から値頃感が意識され、押し目買いなどが入り相場は反発。一時2490ドルまで買い戻されるなど売り買いが交錯した。

国内のパラジウム相場は、プラス圏に反転し上昇。買取では1gあたり10,291円(+165円)と、5営業日ぶりに反発しました。。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは急騰中。年初来から本日までにgあたり+2,437円(+23.7%)と、価格水準を大幅に切り上げて推移中。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

03/16  10,291円 (+165円)

03/15  10,126円 (-1193円)

03/14  11,319円 (-655円)

03/11  11,974円 (-181円)

03/10  12,155円 (-1359円)

03/09  13,514円 (+1100円)

03/08  12,414円 (-319円)

03/07  12,733円 (+1320円)

03/04  11,413円 (+616円)

03/03  10,747円 (+154円)

10日間のパラジウム相場平均価格:11,674円/g


14:25現在の金相場は1トロイオンス1926.80ドル、パラジウムは2453.70ドル、為替は1$118円25銭前後の値動きで推移しております。