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2015年05月01日海外相場が軟調に推移した事を映して、国内金相場は3営業日ぶりに反落↓

【金相場】月末となる30日のNY金相場は続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1182.40ドル(-27.60ドル)と、米新規失業保険申請件数の減少をきっかけに売りが進み、2営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、前日の通常取引終了後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、「冬場の弱い経済は一時的」、「第1四半期の減速の後、緩やかな成長と雇用の増加を予想」と指摘を受けて、予想されたほどハト派的ではないとの見方から、時間外取引より売りが先行。また、発表された週間の新規失業保険申請件数が前週比で大幅に減少した事を受けて、金相場は売りが加速。一時1180ドルを割り込む場面もあった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げのタイミングを計るバロメーターとして経済指標の重要性が再認識されたことから、雇用指標の改善が早期利上げにつながるとの思惑が広がった事が要因となった。その後は、原油相場の上値追いや、米の株式相場の下落を受けた資金流入から買い戻されるも勢いは続かず、結局月末のこの日は1200ドルを割って取引きを終えた。

4月の金相場の値動きは売り買いが交錯した中、ほぼレンジ相場で推移。月末30日の終値では1182.40ドルと、前月末(3月31日)終値1183.20ドルに対して-0.80ドルと、ほぼ横ばいながら小幅安となりました。

《4月のNY金相場推移(中心限月終値 $/toz)》

04/30   1182.40(-27.6)

04/29   1210.0(-3.9)

04/28   1213.9(+10.7)

04/27   1203.2(+28.2)

04/24   1175.0(-19.3) ※最安値

04/23   1194.3(+7.4)

04/22   1186.9(-16.2)

04/21   1203.1(+9.4)

04/20   1193.7 (-9.4)

04/17   1203.1 (+5.1)

04/16   1198.0 (-3.3)

04/15   1201.3 (+8.7)

04/14   1192.6 (-6.7)

04/13   1199.3 (-5.3)

04/10   1204.6 (+11.0)

04/09   1193.6 (-9.5)

04/08   1203.1 (-7.5)

04/07   1210.6 (-8.0)

04/06   1218.6 (+17.7) ※最高値

04/02   1200.9 (-7.3)

04/01   1208.2 (+25.0)

4月のNY金相場平均価格:1199.82ドル/toz




また、昨年末12月~2015年4月までの各月の値動きは以下の通り。

(昨年12月)
最高値:1232.00ドル(12/09相場)
最安値:1173.50ドル(12/24相場)
平均価格:1200.40ドル


(1月)
最高値:1300.70ドル(01/22相場)
最安値:1186.20ドル(01/02相場)
平均価格:1253.08ドル ※前月比:+52.68ドル(+4.2%)


(2月)
最高値:1276.90ドル(02/02相場)
最安値:1197.30ドル(02/24相場)
平均価格:1225.48ドル ※前月比:-27.60ドル(-2.2%)


(3月)
最高値:1208.20ドル(03/02相場)
最安値:1148.20ドル(03/17相場)
平均価格:1177.77ドル ※前月比:-47.71ドル(-3.8%)


(4月)
最高値:1218.60ドル(04/06相場)
最安値:1175.00ドル(04/24相場)
平均価格:1199.82ドル ※前月比:+22.05ドル(+1.8%)


年初来高値:1300.70ドル(01/22相場)
年初来安値:1148.20ドル(3/17相場)
年初来平均:1213.49ドル




国内金相場は、海外相場が調整安となった事を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,875円(-57円)と、昨日付けたおよそ1週間ぶり(先月22日相場来)の高値から値を下げ、3営業日ぶりにマイナスに転じました。



11:20現在の金相場は1トロイオンス1181.60ドル、為替は1$119円73銭前後の値動きで推移しております。