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【金相場】7日のNY金相場は、リスクヘッジ目的として買いが入り反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1937.80ドル(+14.70ドル)と、買い優勢で取引きを終了。米連邦準備制度理事会(FRB)が前日公表したFOMC議事要旨(3月15、16開催分)では、総資産縮小が来月から段階的に開始される可能性が示唆されたほか、多くの会合参加者が金融引き締めの加速を望んでいることが判明した。FRBによる大幅利上げ支持は、インフレ圧力増大に対する極めて強い警戒感の表れとして着目され、金へのヘッジ買いが早朝から活発化。相場は一時1941.70ドルまで上昇するなど堅調となった。また、先進7カ国(G7)は首脳声明を発表し、ロシア軍撤退後、ウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊で民間人の遺体が多数見つかったことを受けて、ロシアに対する追加制裁の方針を打ち出すなど、ウクライナ危機がインフレを長引かせるとの懸念も金需要を後押しする展開となった。
国内の金相場は、買い優勢となったNY相場を映し4日続伸。買取ベースでは1gあたり8,411円(+57円)と、初の8,400円台に浮上。3月25日(8,397円)に付けた歴代高値を上抜き、史上最高値を記録しました。インフレ高進や、地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/08 8,411円 (+57円)
04/07 8,354円 (+23円)
04/06 8,331円 (+6円)
04/05 8,325円 (+56円)
04/04 8,269円 (-24円)
04/01 8,293円 (+4円)
03/31 8,289円 (+30円)
03/30 8,259円 (-76円)
03/29 8,335円 (-61円)
03/28 8,396円 (-1円)
10日間の金相場平均価格:8,326円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、値頃感による買い戻しが入り反発。中心限月の6月限は1トロイオンス2223.10ドル(+38.40ドル)と、3営業日ぶりに上昇して取引きを終了。軟調となった前2営業日の安値反動から、この日のパラジウムは時間外取引より買いが先行し上昇した。また、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と、米国のミリー統合参謀本部議長はそれぞれ、ウクライナの戦争は長期化する恐れがあると警告した事で、先行き需給への警戒感が再燃したほか、G7の首脳表明ではロシアに対する追加制裁の方針を打ち出すなど、一段と供給逼迫が意識された事も材料となり、この日は買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、プラス圏に転じたNY相場を映し4営業日ぶりに反発。買取では1gあたり9,697円(+110円)と、3営業日ぶりに反発しました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは高騰中。年初来から本日までにgあたり+1,843円(+19%)と、価格水準を切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/08 9,697円 (+110円)
04/07 9,587円 (-170円)
04/06 9,757円 (-127円
04/05 9,884円 (-22円)
04/04 9,906円 (+160円)
04/01 9,746円 (-132円)
03/31 9,878円 (+280円)
03/30 9,598円 (-456円)
03/29 10,054円 (-358円)
03/28 10,412円 (-605円
10日間のパラジウム相場平均価格:9,852円/g
13:50現在の金相場は1トロイオンス1929.50ドル、パラジウムは2247.85ドル、為替は1$123円72銭前後の値動きで推移しております。