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【金相場】週末6日のNY金相場は、対ユーロでのドル軟化に伴う割安感に支えられ続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1882.80ドル(+7.10ドル)と、買い優勢で取引きを終了。外国為替市場では、ドルが対ユーロで下落。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じ、買いが入りやすく、相場は一時1894ドルまで上昇した。ただ、買い一巡後は一部利益確定の売りが出て上げ幅を縮小。米労働省が朝方発表した4月の米雇用統計が堅調な内容となったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締め姿勢をさらに強めるとの警戒感が一部で再燃。長期金利の上昇基調も金利を生まない資産である金相場を圧迫し、上値を抑えられる展開となった。
連休明け国内の金相場は、買い優勢に転じ7営業日ぶりに反発。買取ベースでは1gあたり8,643円(+138円)と、プラス圏での値動きとなりました。インフレ高進や、地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、年初来では+1,384円(+16%)と、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/09 8,643円 (+138円)
04/28 8,805円 (-14円)
04/27 8,519円 (-8円)
04/26 8,527円 (-193円)
04/25 8,720円 (-91円)
04/22 8,811円 (-6円)
04/21 8,817円 (-43円)
04/20 8,860円 (+2円)
04/19 8,858円 (+15円)
04/18 8,843円 (+83円)
10日間の金相場平均価格:8,710円/g
【パラジウム相場】週末6日のNYパラジウム相場は、中国上海市のロックダウン長期化や、株安、利益確定の売りに押され軟調に推移。中心限月の6月限は1トロイオンス2023.20ドル(-154.20ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安による割安感が意識され時間外取引では買いが先行した。しかし、中国の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、経済都市の上海市でロックダウンが長期化。北京市では、最大の人口を抱える地域で、原則として在宅勤務を命じるなど規制を強化している事から、需要が鈍化するのではとの観測が売りを促したほか、米国株が下げ幅を拡大した事も重しとなり、利確売りに圧迫された。
連休明け国内のパラジウム相場は、マイナス圏で推移し反落。買取では1gあたり9,394円(-534円)と、値を落とす展開となりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは高騰中。年初来から本日までにgあたり+1,540円(+16.4%)と、価格水準を切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/09 9,394円 (-534円)
04/28 9,928円 (+178円)
04/27 9,752円 (-33円)
04/26 9,785円 (-737円)
04/25 10,522円 (-445円)
04/22 10,967円 (-72円)
04/21 11,039円 (+220円)
04/20 10,819円 (-110円
04/19 10,929円 (+297円)
04/18 10,632円 (+11円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,377円/g
13:20現在の金相場は1トロイオンス1881.55ドル、パラジウムは2044.80ドル、為替は1$130円96銭前後の値動きで推移しております。