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【金相場】18日のNY金相場は、対ユーロでのドル上昇に伴う割高感が重しとなり、3営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1815.90ドル(-3.00ドル)と、小幅ながらマイナス圏で取引きを終了。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は前日、歴史的な高インフレ抑制に向け、一層積極的な利上げに踏み切る可能性があることを明らかにした。急速な米金融引き締めによる景気悪化への警戒感から投資家のリスク回避姿勢が強まる中、18日の外国為替市場では基軸通貨のドルがユーロなどに対して上昇。ドル建てで取引される金商品は割高感が意識される展開となった。一方、米長期金利が低下し、金相場を下支えしたほか、米国株の急落も安全資産とされる金需要を高め、売り一巡後は買い戻しも入り下値は限定的となった。
国内の金相場は、小幅安となったNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり8,181円(-78円)と、マイナス圏での値動きとなりました。インフレ高進や、地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、年初来では+922円(+11.2%)と、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/19 8,181円 (-78円)
05/18 8,259円 (-35円)
05/17 8,294円 (+45円)
05/16 8,249円 (+11円)
05/13 8,238円 (-199円)
05/12 8,437円 (+31円)
05/11 8,406円 (-73円)
05/10 8,479円 (-164円)
05/09 8,643円 (+138円)
04/28 8,805円 (-14円)
10日間の金相場平均価格:8,369円/g
【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、前日までの連騰に対する利確売りや、ドル高の進行、株価急落の影響もあって4営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1992.60ドル(-39.60ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。ロックダウンの緩和に踏み出した中国・上海で金融機関の営業再開が許可され、経済活動正常化への期待が拡大した事から、パラジウムは時間外取引では買いが先行し一時節目の2100ドルまで上昇した。しかし、前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言などをきっかけに、急激な金融引き締めによる景気失速への警戒感が台頭。18日はリスク資産である株式が売り込まれる一方、基軸通貨であるドルは上昇し割高感が意識されたほか、このところの連騰に対する利確売りも出やすく、相場は次第に売り優勢に反転した。
国内のパラジウム相場は、利確売りなどに押されたNY相場を映し4営業日ぶりに反落。買取では1gあたり9,147円(-357円)と、前日までの連騰が一服となりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは高騰中。年初来から本日までにgあたり+1,293円(+14.1%)と、価格水準を切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/19 9,147円 (-357円)
05/18 9,504円 (+181円)
05/17 9,323円 (+319円)
05/16 9,004円 (+110円)
05/13 8,894円 (-363円)
05/12 8,257円 (-264円)
05/11 8,521円 (-66円)
05/10 9,587円 (+193円)
05/09 9,394円 (-534円)
04/28 9,928円 (+178円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,356円/g
14:40現在の金相場は1トロイオンス1819.75ドル、パラジウムは2007.90ドル、為替は1$128円69銭前後の値動きで推移しております。