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2022年05月30日国内金相場は小幅ながら4営業日ぶりに反発したほか、パラジウムは急伸し約2週間ぶりの高値を更新↑

【金相場】週末27日のNY金相場は、米長期金利の低下を背景に買われ続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1857.30ドル(+3.40ドル)と、買い優勢で取引きを終了。朝方発表された4月の米個人消費支出(PCE)物価指数の前年同月比上昇率が約1年半ぶりに減速したことを受け、米長期金利が低下。金利を生まない金の投資妙味を高め、買いが先行した。物価指数の発表直後に相場が一時、上下に振れたが取引終盤にかけてはメモリアルデー(30日)の連休入りを控えて次第に小動きな展開となった。

国内の金相場は、買い優勢で引けた週末のNY相場を映し続伸。買取ベースでは1gあたり8,272円(+3円)と、横ばい圏ながら4営業日ぶりに上昇し反発しました。インフレ高進や、地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、年初来では+1,013円(+12.2%)と、現在一段高で推移中。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

05/30  8,272円 (+3円)

05/27  8,269円 (-13円)

05/26  8,282円 (-26円)

05/25  8,308円 (-1円)

05/24  8,309円 (+12円)

05/23  8,297円 (+20円)

05/20  8,277円 (+96円)

05/19  8,181円 (-78円)

05/18  8,259円 (-35円)

05/17  8,294円 (+45円)

10日間の金相場平均価格:8,275円/g



【パラジウム相場】週末27日のNYパラジウム相場は、原油や株式の上昇に連れたほか、値頃感を意識した安値拾いの買いも入り急伸。中心限月の9月限は1トロイオンス2054.80ドル(+58.10ドル)と、5営業日続伸し、終値では大台の2000ドル台に乗せて取引きを終了。なお、週間では全日の上伸となり、5日間では+115.10ドル(+5.6%)となった。間もなく夏期のドライブシーズンに入りガソリンの需要増が意識されたほか、需給バランスの観点から原油相場が堅調となった事で、投資家のリスク選好意欲が向上する中、パラジウムも序盤より買いが旺盛となり堅調となった。また、米国株が上昇したほか、最近の調整に対する値頃感が意識され上げ幅を拡大。大台の2000ドル台に乗せ、相場は一時2068ドルまで急伸する場面もあった。

国内のパラジウム相場は、大幅高となった週末のNY相場を映し3日続伸。買取では1gあたり9,312円(+242円)と、18日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは高騰中。年初来から本日までにgあたり+1,458円(+15.6%)と、価格水準を切り上げて推移中。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

05/30  9,312円 (+242円)

05/27  9,070円 (+22円)

05/26  9,048円 (+50円)

05/25  8,998円 (-116円)

05/24  9,114円 (+77円)

05/23  9,037円 (-137円)

05/20  9,174円 (+27円)

05/19  9,147円 (-357円)

05/18  9,504円 (+181円)

05/17  9,323円 (+319円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,173円/g


11:30現在の金相場は1トロイオンス1866.55ドル、パラジウムは2079.80ドル、為替は1$126円98銭前後の値動きで推移しております。