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【金相場】12日のNY金相場はドル安を背景とした割安感や、逃避需要として買われ反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1192.40ドル(+9.40ドル)と、1週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。値動きが荒くなった米欧の債券市場を映して、外為市場ではドル安が進行した事による割安感から金は買われ、時間外取引から急伸。一時1196ドル超まで上昇するなど上げ幅を拡大した。その後、通常取引開始後は上昇が一服し売りに向かう場面も見られたが、世界的な株式相場の下落や、不安定な金融市場の値動きを警戒する動きから、逃避目的として金は買い支えられ再び切り返えされたほか、原油相場の上昇を受けて、インフレヘッジとしての需要増からも買いを促し、この日は先週5日相場以来およそ1週間ぶりの高値で引けた。
国内の金相場はプラスに転じた海外相場高を映して反発。買取ベースでは1gあたり4,922円(+23円)と、月初来高値を抜いて、先月末30日相場以来およそ2週間ぶりの高値を付けました。
《直近10営業日の金相場価格推移(買取)》
05/13 4922円 (+23円)
05/12 4899円 (-10円)
05/11 4909円 (+30円)
05/08 4879円 (-20円)
05/07 4899円 (+24円)
05/01 4875円 (-57円)
04/30 4932円 (+13円)※最高値
04/28 4919円 (+84円)
04/27 4835円 (-86円)※最安値
04/24 4921円 (+2円)
直近10営業日の金相場平均価格:4899円/g
【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、前日の急落に対する反動買いや、ドル安による割安感から買われ反発。中心限月の6月限は1トロイオンス785.15ドルと、前日比+4.70ドルで取引きを終了。この日のパラジウム相場は、前日に大きく値を下げた反動から買い戻され序盤より小高く推移。また、不安定な債券市場の動向をにらみ、外為市場ではドル安・ユーロ高に振れた事から、ドル建てのパラジウムは割安感が生じ買いが活発化した。一方、リスクオフの広がりから米欧の株式相場が軒並み下落した事による警戒感から、パラジウムも一時的に売りに向かう場面もあったが、堅調に推移している金やプラチナの値動きを眺めた買い戻しや、原油高に相場を下支えられ、この日は小幅ながらプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場はプラスに転じた海外相場を映して小反発。買取では1gあたり3,218円(+5円)と、小幅ながら値を上げプラスに転じました。
《直近10営業日のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/13 3218円 (+5円)
05/12 3213円 (-59円)
05/11 3272円 (+75円)※最高値
05/08 3197円 (-38円)
05/07 3235円 (+54円)
05/01 3181円 (±0円)
04/30 3181円 (+27円)
04/28 3154円 (+17円)
04/27 3137円 (-6円) ※最安値
04/24 3143円 (+33円)
直近10営業日のパラジウム相場平均価格:3193円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1192.65ドル、パラジウムは786.40ドル、為替は1$119円80銭前後の値動きで推移しております。