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2022年06月23日国内貴金属はまちまちの展開に↑↓金は4日続伸し約1週間半ぶりの高値となり、パラジウムは値動き無しの横ばい。

【金相場】22日のNY金相場は、横ばい圏ながら小安く推移し3営業日続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1838.40ドル(-0.40ドル)と、小幅に値を下げて取引きを終了。パウエルFRB議長は上院銀行委員会の証言で、歴史的な高インフレ抑制に向けて利上げを継続する意向を改めて表明。積極的な金融引き締め政策への警戒感から、金への資金流入が鈍った。ただ取引終盤にかけては、米長期金利の低下に伴い対ユーロでドルが下落。ドル建て商品である金の割安感が意識され、下値では買いも入りもみ合いの展開となった。世界的なインフレ高進への警戒感が強まる中、同日にはバーキン・リッチモンド連銀総裁やエバンズ・シカゴ連銀総裁、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁らの講演が予定されており、FRB高官の発言に注目が集まっている。

国内の金相場は、NY市場では小幅安で引けるも、円安要因から国内ではプラス圏で推移し4日続伸。買取ベースでは1gあたり8,778円(+18円)と、13日相場以来およそ1週間半ぶりの高値となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

06/23  8,778円 (+18円)

06/22  8,760円 (+34円)

06/21  8,726円 (+3円)

06/20  8,723円 (+103円)

06/17  8,620円 (-24円)

06/16  8,644円 (+45円)

06/15  8,599円 (+15円)

06/14  8,584円 (-275円)

06/13  8,859円 (+171円)

06/10  8,688円 (-42円)

10日間の金相場平均価格:8,698円/g


【パラジウム相場】22日のNYパラジウム相場は、世界的な景気減速への警戒感からリスク回避ムードに押され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス1837.90ドル(-24.80ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は22日、上院銀行委員会の証言で「インフレ低下に向け、しっかり取り組む」と述べ、利上げを継続する意向を改めて表明した。急速なペースでの利上げに伴う景気後退の可能性が意識され、原油や株式相場が軟調となる中、パラジウムも連安となり売りが優勢となった。

国内のパラジウム相場は、NY相場では売りが優るも、為替が円安に傾斜した事から下げを埋めて横ばい推移。買取では1gあたり8,817円(±0円)と、値動きなしの展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/23  8,817円 (±0円)

06/22  8,817円 (+83円)

06/21  8,734円 (+44円)

06/20  8,690円 (-22円)

06/17  8,712円 (±0円)

06/16  8,712円 (+99円)

06/15  8,613円 (+148円)

06/14  8,465円 (-555円)

06/13  9,020円 (+16円)

06/10  9,004円 (-159円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,758円/g


11:20現在の金相場は1トロイオンス1845.90ドル、パラジウムは1853.70ドル、為替は1$135円0銭前後の値動きで推移しております。