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2022年07月11日国内貴金属は軒並み上伸↑金は続伸し、パラジウムは大台の10,000円台に浮上し約2ヵ月半ぶりの高値を更新。

【金相場】週末8日のNY金相場は、対ユーロでのドル安を背景に買いが優勢となり続伸。中心限月の8限月は1トロイオンス1742.30ドル(+2.60ドル)と、小幅ながら値を伸ばして取引きを終了。朝方に米労働省が発表した6月の雇用統計によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比37万2000人増加し、市場予想(26万8000人増)を大きく上回った。米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な利上げを継続するとの見方が広がり、いったんは相場は下押しされた。ただ下値では安値拾いの買いが入ったほか、週末を控えた持ち高調整買い、対ドルが対ユーロで下げる場面もあり、ドル建てで取引される金の買いを支える展開となった。

国内の金相場は、週末のNY相場の値動きを映し続伸。買取ベースでは1gあたり8,336円(+13円)と、値を伸ばす展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

07/11  8,336円 (+13円)

07/08  8,323円 (+9円)

07/07  8,314円 (-130円)

07/06  8,444円 (-199円)

07/05  8,643円 (+49円)

07/04  8,594円 (-44円)

07/01  8,638円 (-102円)

06/30  8,740円 (+31円)

06/29  8,709円 (+24円)

06/28  8,685円 (+10円)

10日間の金相場平均価格:8,543円/g



【パラジウム相場】週末8日のNYパラジウム相場は、堅調な米国雇用統計やテクニカル要因から買いが殺到し急騰。中心限月は9月限は1トロイオンス2156.60ドル(+163.20ドル)と、大台の2,000ドルを突破し2,100ドル台まで浮上。終値では5月5日相場(2177.40ドル)以来およそ2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。8日発表の6月の米国雇用統計で労働市場の堅調が示された事から同国の景気不安が和らぎ、需要増しが進むとの見方が台頭。世界的な景気懸念を背景に、今週半ばにかけて調整が入ったが売られ過ぎとみた投資家が多く、前日に続いて押し目買いも入りやすかった。また、外国為替市場ではドルがユーロに対して下落した事も材料となったほか、テクニカルな買いも巻き込み、この日は前日比+7.5%と一段高で引けた。

国内のパラジウム相場は、テクニカル要因から急騰した週末のNY相場を映して上げ幅を拡大。買取では1gあたり10,181円(+715円)と、大台の10,000円台に浮上し、4月25日相場(10,525円)以来およそ2ヶ月半ぶりの高値を更新しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

07/11  10,181円 (+715円)

07/08  9,466円 (+281円)

07/07  9,185円 (+11円)

07/06  9,174円 (+27円)

07/05  9,147円 (-44円)

07/04  9,191円 (+22円)

07/01  9,169円 (-302円)

06/30  9,471円 (+500円)

06/29  8,971円 (+94円)

06/28  8,877円 (+17円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,283円/g


11:40現在の金相場は1トロイオンス1743.85ドル、パラジウムは2099.60ドル、為替は1$137円04銭前後の値動きで推移しております。