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【金相場】12日のNY金相場は、ドル高の流れや金利先高観を背景に圧迫され続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1724.80ドル(-6.90ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。主要中央銀行が高インフレ抑制に向けて、相次ぎ積極的な金融引き締めに踏み切っており、金利は一段と上昇するとの見方が強まっている。米労働省が13日に発表する6月の消費者物価指数(CPI)も強めの数字が予想されており、金利を生まない資産である金を買い控える動きが続いたほか、外国為替市場ではドルが主要通貨に対して上昇する流れが続き、ドルの代替投資先とされる金には売りが出やすい展開となった。
国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映しマイナス圏に反転。買取ベースでは1gあたり8,282円(-84円)と、4営業日ぶりに反落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/13 8,282円 (-84円)
07/12 8,366円 (+30円)
07/11 8,336円 (+13円)
07/08 8,323円 (+9円)
07/07 8,314円 (-130円)
07/06 8,444円 (-199円)
07/05 8,643円 (+49円)
07/04 8,594円 (-44円)
07/01 8,638円 (-102円)
06/30 8,740円 (+31円)
10日間の金相場平均価格:8,468円/g
【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、このところの急騰に対する利確売りに押され4営業日ぶりに反落。中心限月の9月限は1トロイオンス2015.60ドル(-156.00ドル)と、前日に付けた約2ヶ月(5月5日相場)ぶりの高値から後退し上値追いが一服して取引きを終了。パラジウムは前週末から前日まで急騰し一段高で推移していた事もあり、この日は利益を確定する売りも出やすく序盤より売りが優勢となった。また、外国為替市場では、対ドルでのユーロ売りに一服感が出たものの、ユーロは引き続き約20年ぶりの安値水準で推移。ドル建てで取引される商品などの割高感は根強く相場を圧迫された。インフレ抑制のため米欧が積極的に利上げを継続し、景気後退局面入りするとの懸念も依然として投資家心理を圧迫しているほか、中国各地での新型コロナウウイルスが再流行する中、制限措置を再強化する動きを受け、ロックダウンへの警戒感も台頭。中国景気の先行きに対する不透明感もあって、この日はマイナスサイドで取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、利確売りに押されたNY相場を映し6営業日ぶりに反落。買取では1gあたり9,719円(-528円)と、前日に付けた約2ヵ月半(4月25日相場)ぶりの高値から値を下げ上値追い一服となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/13 9,719円 (-528円)
07/12 10,247円 (+66円)
07/11 10,181円 (+715円)
07/08 9,466円 (+281円)
07/07 9,185円 (+11円)
07/06 9,174円 (+27円)
07/05 9,147円 (-44円)
07/04 9,191円 (+22円)
07/01 9,169円 (-302円)
06/30 9,471円 (+500円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,495円/g
13:00現在の金相場は1トロイオンス1736.55ドル、パラジウムは2033.70ドル、為替は1$137円13銭前後の値動きで推移しております。