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14日のNY金相場は、ドル安を背景に割安感から買われ3日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1225.20ドル(+7.00ドル)と、中心終値では2月13日相場(1227.10ドル)以来およそ3カ月ぶりの高値で取引きを終了。序盤の金相場は、最近の急伸を受けた利益確定売りや、この日発表された米の週間新規失業保険申請件数が予想以上に減少した事を受けて売りが先行した。しかし、その後に発表された4月の卸売物価指数(PPI)は、全体値で-0.4%、コアでは-0.2%と、プラスの市場予想に反して低調となった事から、外為市場ではドル売り・ユーロ買いが活発化。ドル建ての金は割安感から買い戻されたほか、このところの弱い経済指標を受けて、連邦準備理事会(FRB)は利上げを急がないとの思惑から、上げ幅を拡大しプラス圏に浮上した。買い一巡後は、ドルの下げ渋りや、株高を眺めて上昇の流れも一服。一部で利食い売りも出たが、そのまま高値圏を維持してこの日の取引きを終えた。軟調に推移しているドルの値動きを眺めて、金は買いが進行し、この日を含めて3営業日続伸(3日間の上げ幅は42.20ドルと、率では+3.5%)中心終値では3ヶ月ぶり(2月13日相場以来)の高値となった。
《直近10営業日のNY金相場推移(中心限月終値 $/toz)》
05/14 1225.2 (+7.0) ※最高値
05/13 1218.2 (+25.8)
05/12 1192.4 (+9.4)
05/11 1183.0 (-5.9)
05/08 1188.9 (+6.7)
05/07 1182.2 (-8.1)
05/06 1190.3 (-2.9)
05/05 1193.2 (+6.4)
05/04 1186.8 (+12.3)
05/01 1174.5 (-7.9) ※最安値
直近10営業日のNY金相場平均価格:1193.47ドル/toz
国内の金相場は一段高となった海外相場高を映して続伸。買取ベースでは1gあたり5,006円(+29円)と3営業日続伸し、先月8日相場と並んでおよそ5週間ぶりの高値圏へ。また、買取では節目の5,000円を超えるなど、一段高へ上伸しました。
《直近10営業日の金相場価格推移(買取)》
05/15 5006円 (+29円) ※最高値
05/14 4977円 (+55円)
05/13 4922円 (+23円)
05/12 4899円 (-10円)
05/11 4909円 (+30円)
05/08 4879円 (-20円)
05/07 4899円 (+24円)
05/01 4875円 (-57円) ※最安値
04/30 4932円 (+13円)
04/28 4919円 (+84円)
直近10営業日の金相場平均価格:4922円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1220.10ドル前後の値動きで推移しております。