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【金相場】28日のNY金相場は、逃避目的や米国金利の低下などを背景に買いが集まり上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1769.20ドル(+31.70ドル)と、上げ幅を拡大し、終値では1日相場(1801.50ドル)以来およそ1ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。米国商務省が発表した2022年4~6月期の実質GDP(国内総生産)速報値は年率換算で前期比0.9%減だった。0.9%増のプラス成長を見込んでいた市場予想を下回り、2四半期連続のマイナス成長となった。これを受けリセッションへの懸念が強まり、金は序盤から買いが先行。また前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に行われた記者会見での米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言から、利上げペースが緩やかになるとの観測が広がったことも、相場の押し上げ要因となった。
国内のパラジウム相場は、円高要因からマイナスサイドに転じ3営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり8,298円(-31円)と、値を落とす展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/29 8,298円 (-31円)
07/28 8,329円 (+58円)
07/27 8,271円 (+26円)
07/26 8,245円 (-26円)
07/25 8,271円 (-11円)
07/22 8,282円 (+48円)
07/21 8,234円 (-84円)
07/20 8,318円 (+30円)
07/19 8,288円 (-11円)
07/15 8,352円 (-64円)
10日間の金相場平均価格:8,289円/g
【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、ドル安や米国金利の低下、テクニカル要因から買いが膨らみ急騰。中心限月の9月限は1トロイオンス2080.20ドル(+75.80ドル)と、11日相場(2171.60ドル)以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に行われたパウエル議長の記者会見発言から、利上げペースが緩やかになるとの観測が広がったことで、ドル安が進んだほか米国の長期金利が低下。これを受け割安感などが意識されパラジウムは時間外取引より買いが先行した。また、金が逃避目的から買われ約1ヵ月ぶりの高値水準まで上伸すると、パラジウムも連れ高となったほか、テクニカルな買いも入り一段高となった。
国内のパラジウム相場は、急騰したNY相場を映し6日続伸。買取では1gあたり9,840円(+138円)と、上げ幅を拡大し12日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/29 9,840円 (+138円)
07/28 9,702円 (+110円)
07/27 9,592円 (+88円)
07/26 9,504円 (+38円)
07/25 9,466円 (+429円)
07/22 9,037円 (+28円)
07/21 9,009円 (-99円)
07/20 9,108円 (+115円)
07/19 8,993円 (-264円)
07/15 9,257円 (-225円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,423円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1760.75ドル、パラジウムは2094.85ドル、為替は1$134円38銭前後の値動きで推移しております。