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【金相場】週明け18日のNY金相場は、米国の利上げ時期の先送り観測や、ギリシャの債務問題をめぐる不透明感に支えられ、小幅ながら5営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1227.60ドル(+2.30ドル)と、中心終値では2月10日相場以来およそ3カ月ぶりの高値を付けて取引きを終了した。この日の金相場は売り買いが交錯した中、序盤は前日まで4日連続高と最近の上昇を受けた利益確定売りに相場を圧迫されたほか、外為市場ではドルが上昇した事も割高感につながり売りが先行した。しかしその後は、ギリシャと国際通貨基金(IMF)や、欧州連合(EU)との金融支援交渉は依然として難航しているとの見方から、債務減免を求めるIMFに対しEU側は難色を示しており、ギリシャの財政破綻に対する警戒感の強まりが金への支援材料となり買いを促した。また、このところの弱い米経済指標を映し、連邦準備理事会(FRB)は利上げを急がないとの観測からも金は買われ相場は反転。上値は重かったものの、そのままプラス圏を維持して取引きを終えた。5営業日連続高となったこの日の金相場は、2月10日相場(1232.20ドル)以来およそ3カ月ぶりの高値となり、5日連続高は3月中旬以降では最長となった。
国内の金相場は上値追いとなった海外相場を映して5日続伸。買取ベースでは1gあたり5,039円(+24円)と、2月10日相場以来およそ3ヵ月ぶりの高値を更新し、価格水準を一段切り上げました。
《5月現在の金相場価格推移(買取)》
05/19 5039円 (+24円) ※最高値
05/18 5015円 (+9円)
05/15 5006円 (+29円)
05/14 4977円 (+55円)
05/13 4922円 (+23円)
05/12 4899円 (-10円)
05/11 4909円 (+30円)
05/08 4879円 (-20円)
05/07 4899円 (+24円)
05/01 4875円 (-57円) ※最安値
本日まで5月の金相場平均価格:4942円/g
【パラジウム相場】週明け18日のNYパラジウム相場は反落。中心限月の6月限は1トロイオンス793.00ドル(-1.95ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。この日のパラジウム相場は、先週末に急反発した反動から売りが先行し序盤より軟調に推移。また、外為市場ではドルが上昇した事も割高感につながり相場を圧迫された。途中、金やプラチナなど他貴金属の切り返しや、株式相場の上昇を眺めてパラジウムも買い戻される場面もあったが、長期化しているギリシャの財政問題への不安要因や、最近の弱い米経済指標を受けた売りに押され、結局この日は小幅安で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は売りが優勢となった海外相場を映して反落。買取では1gあたり3,213円(-11円)と、前日の急反発から一服し本日はマイナスに転じました。
《5月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/19 3213円 (-11円)
05/18 3224円 (+38円)
05/15 3186円 (-22円)
05/14 3208円 (-10円)
05/13 3218円 (+5円)
05/12 3213円 (-59円)
05/11 3272円 (+75円) ※最高値
05/08 3197円 (-38円)
05/07 3235円 (+54円)
05/01 3181円 (±0円) ※最安値
本日までの5月のパラジウム相場平均価格:3215円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1222.55ドル、パラジウムは784.10ドル、為替は1$119円99銭前後の値動きで推移しております。