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2014年03月31日為替が円安に推移した事で、国内の金・パラジウムが大幅反発↑

先週末28日の金は、米の経済指標が材料となり売り買いが交錯した後、結局3日小幅続落し、6月限は1オンス1294.30ドルと、前日比-0.50ドルで取引を終了。2月の米の個人所得・個人消費支出が堅調に伸びた事や、米の株高を眺め、投資家がリスク選好姿勢を強め為、マイナス圏に転じる格好に。ただ、その後発表された3月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・確定値がやや弱い内容となった事などから、プラス圏に浮上しながらも、終盤にかけては前日終値付近を推移し、最終的には小幅ながら値を下げ取引を終了。市場では、米の金利先高観の懸念が引き続き金相場の圧迫要因となっている模様。

国内の金は為替が円安・ドル高に振れた事で3営業日ぶりに値を上げ反発↑買取りでは4,484円と、1g+50円値を上げ大幅反発となりました。3月の金相場はウクライナの情勢懸念により安全資産として買われた事で、初旬~中旬まで急騰。3月17日には、昨年6月4日相場以来およそ9ヶ月半ぶりの高値を更新。その後、ウクライナ情勢の緊張が多少和らいだ事や、米のFRBが量的緩和策の早期終了・早期利上げが強く意識された事で、金は高値反動から利益確定売りが進み、終盤にかけ水準を切り下げた形に。3月の最高値は4,708円(3/17)、最安値4,434円(3/28)、平均では4,585円。先月2月の金価格は最高値4,570円(2/26)、最安値4,266円(2/3)、平均では4,438円と、3月は一段高で推移し、平均では+147円(+3.2%)。

パラジウム6月きりは773.70ドルと、前日比+13.20ドル(1.7%)と大きく値を上げ反発。国内のパラジウムも為替が円安に推移した事もあり5営業日ぶりに反発し、買取りでは2,641円(+58円)。再び2,600円台へ価格をのせております。3月のパラジウム相場はウクライナの情勢懸念や、南アの供給懸念観測から強気相場で推移し、3月24日には2001年5月9日以来およそ12年ぶりの高値(2,699円)を記録するなど高騰。3月の最高値は2,699円(3/24)、最安値2,510円(3/3)、平均では2,627円。先月2月のパラジウム価格は最高値2,520円(2/25)、最安値2,352円(2/4)、平均では2,457円と、3月は金同様にパラジウムも一段高で推移。