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2014年04月02日国内の地金が続伸↑パラジウムは2001年5月以来の高値を本日再び更新し高騰中。

NY金相場は、昨夜発表された米の経済指標が良好だった事を受け、株高・ドル高が進み、相対的に金は売られ5営業日続落。6月限は1トロイオンス1280ドル(-3.40ドル)で取引を終了。米のISMが発表した3月の製造業総合景況指数が、市場予想を下回ったものの、前月よりも上昇した事を好感され、米の株式相場が高値をつけ値を伸ばすなど、リスク選好姿勢が強まった事で、逃避資産としての金は値を下げた形に。
国内の金は、為替が円安・ドル高に推移した事で続伸。買取ベースでは1gあたり4,571円(+12円)と、3日値を伸ばし、3日間の上げ幅は消費税改定の兼ね合いもあり1g+137円(+3%)。直近10日間の金平均は4,526円となっております。

NYパラジウムは3営業日値を上げ続伸。中心の6月きりは1トロイオンス781.95ドル(+4.85ドル)と、780ドルを超えて取引を終了。
国内のパラジウムも為替が円安・ドル高に推移した事もあり続伸。買取では1gあたり2,759円(+37円)と、3日値を伸ばし、3日間の上げ幅は+176円/g(+6.3%)。昨日に続き年初来の高値をつけ、2001年5月1日以来およそ12年ぶりの高値更新となりました。現在、パラジウムはウクライナ情勢の懸念や、長期化している南アフリカのストライキによる供給懸念を背景に高値圏で推移。世界の自動車販売増加により需要が増している事からも、需・供バランスから一段高で推移し高騰中。

現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1283.00ドル、パラジウムは778.95ドル、為替は1$103円85銭前後の値動きで推移しております。