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週末19日のNY金相場は、前日の急伸した高値反動や、週末を前にした持ち高調整売りが出た一方、ギリシャ問題を巡る警戒感から買い支えられ売り買いまちまちとなった。中心限月の8月限は1トロイオンス1201.90ドル(-0.10ドル)と、ほぼ変わらずの横ばいで取引きを終了。この日の金相場は、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースは緩やかになるとの見方から買い安心感が広がり、序盤は前日相場の流れを引き継いで買いが先行した。また、ギリシャ問題を巡る先行き不安から安全資産とされる金買いを促し、こちらも相場の支援材料となった。ただ、前日に大幅高となった反動から目先の利益確定を目的とした売りが出たほか、週末を前にした持ち高調整売りに上値を抑えられ、この日の高値1204.8ドルを付けた後は徐々に後退。その後は引けまで方向感に乏しく小動きな展開となったが、結局終値では前日相場をやや割り込み小幅安で取引きを終えた。
今週5営業日の金相場は、値を上げた日が2日(15日・18日相場)、下げた日が(3日)と、ドル高が重しとなったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)が、ハト派的姿勢を強めたとの受け止め方や、ギリシャ債務問題への懸念が相場を下支えし、18日には大台の1200ドルを回復。また、同日には先月22日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値となった。週末終値(1201.90ドル)では、前週末12日終値(1179.20ドル)に対して、1トロイオンス+22.70ドル(+1.9%)と、2週連続プラスで越週。(2週の上げ幅は+33.80ドルと、率では+2.8%)また、5営業日の平均相場は1189.48ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NY金相場 週間の値動き(6月15日~6月19日)
06/15 1185.80ドル (+6.60ドル)
06/16 1180.90ドル (-4.90ドル)
06/17 1176.80ドル (-4.10ドル)
06/18 1202.00ドル (+25.20ドル)
06/19 1201.90ドル (-0.10ドル)
※前週末5日相場比:1トロイオンス+22.70ドル(+1.9%)
5営業日の金平均価格:1トロイオンス1189.48ドル
国内の金相場は週末の海外相場が小幅安で推移した事や、為替が円高に振れた事を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,070円(-14円)と、およそ2週間ぶり(3日相場以来)の高値から一服し3営業日ぶりにマイナスに転じました。
《直近10営業日の金相場価格推移(買取)》
06/22 5070円 (-14円)
06/19 5084円 (+39円) ※最高値
06/18 5045円 (+21円)
06/17 5024円 (-15円) ※最安値
06/16 5039円 (+13円)
06/15 5026円 (-4円)
06/12 5030円 (+5円)
06/11 5025円 (-21円)
06/10 5046円 (+7円)
06/09 5039円 (-22円)
直近10日間の金相場平均価格:5043円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1200.15ドル、為替は1$122円72銭前後の値動きで推移しております。