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2015年06月22日国内パラジウムは6日続落↓連日で直近安値を下抜き、およそ7か月半ぶりの安値へ沈下。

週末19日のNYパラジウム相場は、引き続きギリシャの債務問題への先行き不安や、米・中株式相場の下落を嫌気した売りに相場を圧迫され続落。中心限月の9月限は1トロイオンス707.40ドル(-11.25ドル)と7日連続安を記録し、中心終値では昨年2月6日相場以来の安値となり前日相場同様におよそ1年4ヶ月ぶりの安値水準で取引きを終了。序盤のパラジウムは、前日まで6日続落するなど軟調に推移した安値反動から買い戻され堅調に推移した。ただ、その後は混迷しているギリシャの財政問題への先行き懸念から相場は売りが優勢に反転。同国の各銀行から預金流出が加速している事など、事態の緊迫化が伝わった事も売り材料となったほか、中国株の急落や、米国の株価下落も嫌気して売りが加速した。この日を含め7日連続安となったパラジウムは昨年2月6日相場以来の安値となり、前日相場同様におよそ1年4ヶ月ぶりの安値継続となった。

週間5営業日のパラジウムは、ギリシャの債務不履行や、ユーロ離脱の懸念が一段と強まる状況の中で、世界経済への影響を警戒した売りが広がったほか、中国の株価急落を警戒した売りが重しとなり全日マイナス圏で推移。また、17日以降では昨年2月相場以来およそ1年4ヶ月ぶりの安値圏で推移し、価格水準を一段切り下げる展開となった。週末終値(19日相場:707.40ドル)では、前週末終値(12日相場:738.15ドル)に対して1トロイオンス-30.75ドル(-4.1%)6週連続マイナスで越週。また、5営業日の平均相場は1トロイオンス722.67ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。

《NYパラジウム相場 先週の値動き(6月15日~6月19日)》

06/15   734.15ドル  (-4.00ドル)

06/16   732.80ドル  (-1.35ドル)

06/17   720.35ドル  (-12.45ドル)

06/18   718.65ドル  (-1.70ドル)

06/19   707.40ドル  (-11.25ドル)
※前週末比:1トロイオンス-30.75ドル(-4.1%)

5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス722.67ドル



国内のパラジウムはNY市場が弱気で推移している事を映して国内でも調整地合いが続いており6日続落。買取では1gあたり2,981円(-54円)と、昨年11月7日相場以来およそ7か月半ぶりの安値を付けるなど、現在価格水準を一段切り下げて推移しております。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/20   2981円 (-54円) ※最安値

06/19   3035円 (-32円)

06/18   3067円 (-11円)

06/17   3094円 (-11円)

06/16   3105円 (-11円)

06/15   3116円 (-38円)

06/12   3154円 (+22円)

06/11   3132円 (-27円)

06/10   3159円 (-27円)

06/09   3186円 (-49円) ※最高値

直近10営業日のパラジウム相場平均価格:3103円/g


11:30現在のパラジウム相場は1トロイオンス708.85ドル前後の値動きで推移しております。