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2015年06月29日下落基調が継続した週末のNY市場を映して、国内パラジウムも3日続落↓

週末26日のNYパラジウムは、ほぼ横ばいながらやや売りが優勢となり小幅続落。中心限月の9月限は1トロイオンス678.60ドル(-0.75ドル)と直近安値を更新し、およそ2年ぶりの安値水準に戻して取引きを終了。この日のパラジウム相場は、中国の株価急落を警戒した動きから序盤より売りが先行。また、ギリシャの債務問題を巡り先行き不安の高まりから相場を圧迫されたほか、原油相場の下落や、ドル高に押される形で売りが活発化し、一時この日の安値668.50ドルまで値を下げる場面もあった。しかし、その後は売り過剰感や、原油相場の切り返し、中国の追加利下げの好感や、金・プラチナなど他貴金属の持ち直しを眺めてパラジウムも買い戻され、相場は一旦プラス圏に浮上。ただ、引けにかけて週末を前にした持ち高調整売りに相場を押され、結局終値では小幅安となった。

週間5営業日のパラジウムは、ギリシャの債務不履行や、ユーロ離脱の懸念が一段と強まる状況の中で、需給緩和を見越した売り圧力や、中国の株価急落を警戒した売りが相場の重しとなり、23日を除いて全日マイナス圏で推移するなど引き続き弱地合いに。また、週発22日以降では節目の700ドルを割り込み、2013年12月下旬以来の安値圏で推移。週末26日では2013年6月下旬以来およそ2年ぶりの安値をつけるなど、価格水準を一段切り下げる展開となった。週末終値(26日相場:678.60ドル)では、前週末終値(19日相場:707.40ドル)に対して1トロイオンス-28.80ドル(-4%)と、7週連続マイナスで越週。また、5営業日の平均相場は1トロイオンス688.97ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。

《NYパラジウム相場 先週の値動き(6月22日~6月26日)》

06/22   695.45ドル  (-11.95ドル)

06/23   695.75ドル  (+0.30ドル)

06/24   695.70ドル  (-0.05ドル)

06/25   679.35ドル  (-16.35ドル)

06/26   678.60ドル  (-0.75ドル)
※前週末比:1トロイオンス-28.80ドル(-4%)

5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス688.97ドル




国内のパラジウム相場は引き続き弱地合いが継続したNY市場を映して軟調に推移。買取では1gあたり2,851円(-27円)と3日続落し、昨年10月23日相場以来(およそ8か月ぶり)の安値水準で推移しております。

《直近10営業日の金相場価格推移(買取)》

06/29   2851円 (-27円) ※最安値

06/26   2878円 (-81円)

06/25   2959円 (-11円)

06/24   2970円 (+22円)

06/23   2948円 (-33円)

06/22   2981円 (-54円)

06/19   3035円 (-32円)

06/18   3067円 (-11円)

06/17   3094円 (-11円)

06/16   3105円 (-11円) ※最高値

直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2989円/g




12:00現在のパラジウムは1トロイオンス767.85ドル前後の値動きで推移しております。