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週末26日のNY金相場は、新規材料に乏しく全体的に薄商いとなった中、ギリシャの金融支援を巡り先行き不透明感の高まりから買われ小反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1173.20ドル(+1.40ドル)と、小幅ながらプラスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、序盤は前日までの5日連続安を受けた安値拾いに買い支えられ小高く推移した。一方で、外為市場ではドルがユーロに対して買われた事が金相場の重しとなり、一時相場は売りが優勢に反転。ただ、一定の売りが出た後は、ギリシャの債務問題を背景とした安全資産としての買い需要に支えられ相場は再びプラス圏に浮上。その後、小動きながら売り買いが交錯した後、週末を前にした持ち高調整や、原油相場の切り返しに支えられプラス圏を維持して取引きを終えた。
今週5営業日の金相場は、前週18日におよそ1ヶ月ぶりの高値をつけた反動から、週末26日を除いて全日マイナス圏で推移するなど弱地合いとなった。ギリシャの金融支援を巡り、思惑が交錯した事から序盤は売りが広がり、中盤以降は下げ渋った。週末終値(1173.20ドル)では、前週末19日終値(1201.90ドル)に対して、1トロイオンス-28.70ドル(-2.3%)と、3週ぶりにマイナスで越週。また、5営業日の平均相場は1189.48ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NY金相場 週間の値動き(6月22日~6月26日)
06/22 1184.10ドル (-17.80ドル)
06/23 1176.60ドル (-7.50ドル)
06/24 1172.90ドル (-3.70ドル)
06/25 1171.80ドル (-1.10ドル)
06/26 1173.20ドル (+1.40ドル)
※前週末5日相場比:1トロイオンス-28.70ドル(-2.3%)
5営業日の金平均価格:1トロイオンス1175.72ドル
国内の金相場は週末の海外相場がプラスに転じた事を映して反発。買取ベースでは1gあたり5,018円(+21円)と、6営業日ぶりに値を上げ最近の安値推移から持ち直しました。
《直近10営業日の金相場価格推移(買取)》
06/29 5018円 (+21円)
06/26 4997円 (-22円) ※最安値
06/25 5019円 (-9円)
06/24 5028円 (-15円)
06/23 5043円 (-27円)
06/22 5070円 (-14円)
06/19 5084円 (+39円) ※最高値
06/18 5045円 (+21円)
06/17 5024円 (-15円)
06/16 5039円 (+13円)
直近10日間の金相場平均価格:5037円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1183.45ドル、為替は1$123円06銭前後の値動きで推移しております。