フジデンタルが運営する、歯科材料、歯科金属、
12%金パラの買取専門サイト
HOME > 相場情報
【17日のパラジウム相場】週末17日のNYパラジウム相場は、引き続きドル高進行に相場を圧迫され4日続落。中心限月の9月限は1トロイオンス619.00ドル(-12.95ドル)と、前日に付けた直近安値を再度下抜き、中心終値では2012年11月12日相場以来およそ2年8カ月ぶりの安値で取引を終了。この日のパラジウム相場は、前日相場同様に米の利上げ観測を意識したドル高に相場を圧迫され序盤より売りが先行した。また、この日発表された米の経済指標(6月米消費者物価指数・6月米住宅着工件数)が事前予想を大きく上回り良好な内容となった事から、ドルは一段と買い進められ、他貴金属同様にパラジウムも売りが加速し下げ幅を拡大した。その後は売り過剰感から、一時的に安値拾いの買い戻しや、米欧の株価上昇を好感しやや持ち直す場面もあったが、軟調に推移した原油相場や、プラチナの大台割れを嫌気した売りが上値を抑え、結局この日もマイナス圏で取り引きを終えた。
週間5営業日のパラジウムは、ここ最近のリスク要因となっていたギリシャの財務問題や、中国の株価急落への警戒感がやや後退し、市場の関心が米の利上げ時期に移行した事によるドル高に相場を圧迫され軟調に推移。週発13日は、最近の売り過剰感から一時的に買い戻され続伸したものの、以降4日間は連日で売りが優勢となり、週末17日では直近安値を下抜いておよそ2年8ヶ月ぶり(2012年11月12日相場来)の安値を付けた。週末終値(17日相場:619.00ドル)では、前週10日終値(650.35ドル)に対して1トロイオンス-31.35ドル(-4.8%)と、10週連続マイナスで越週。また、5営業日の平均相場は1トロイオンス641.98ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(7月13日~7月17日)》
07/13 658.95ドル (+8.60ドル)
07/14 657.10ドル (-1.85ドル)
07/15 642.90ドル (-14.20ドル)
07/16 631.95ドル (-10.95ドル)
07/17 619.00ドル (-12.95ドル)
※前週10日終値比:1トロイオンス-31.35ドル(-4.8%)
5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス641.98ドル
【20日のパラジウム相場】週明け20日のNYパラジウム相場は、引き続きドル高に相場を圧迫され軟調に推移。中心限月の9月限は1トロイオンス612.05ドル(-6.95ドル)と5営業日続落し、前日同様およそ2年8ヶ月ぶり(2012年11月12日相場来)の安値水準を継続して取り引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引で下げ幅を拡大した金の売りにつられたほか、米国の年内利上げ観測などを背景にドルの先高観を意識した売り圧力から下げ幅を拡大し、一時600ドルを割り込む場面もあった。ただ、その後は売り過剰感や、ドル高の一服、米の株価上昇を好感され600ドルに戻すなど相場は再び上昇。また、ギリシャ情勢の改善も支援材料となり610ドルまで回復するも、この日は主要な経済指標の発表もなく、新規材料に乏しかった事から買いは続かず、結局売りが優勢で取り引きを終えた。9月限のパラジウムの値動きは、高値618.50ドル、安値595.00ドル、終値612.05ドル。
ギリシャでは、20日から銀行の窓口が3週間ぶりに営業を再開。6-7月に滞納していた国際通貨基金(IMF)への返済は完了し、20日期限の欧州中央銀行(ECB)保有の国債も償還した。
連休明けの国内パラジウムは、引き続き調整地合いとなった週末(17日相場)・週明け(20日相場)のNY市場を映して大幅続落。買取では1gあたり2,576円(-113円)と、4日続落し一段安へ軟化。再び直近安値を下抜き、昨年3月4日相場以来およそ1年3か月ぶりの安値水準となりました。
《7月現在までのパラジウム相場価格推移(買取)》
07/21 2576円 (-113円) ※最安値
07/17 2689円 (-49円)
07/16 2765円 (-27円)
07/15 2765円 (-27円)
07/14 2792円 (+65円)
07/13 2727円 (+65円)
07/10 2662円 (-16円)
07/09 2678円 (-38円)
07/08 2716円 (-151円)
07/07 2867円 (+16円)
07/06 2851円 (-65円)
07/02 2943円 (+119円) ※最高値
07/01 2824円 (+32円)
本日までの7月のパラジウム相場平均価格:2767円/g
12:20現在のパラジウム相場は1トロイオンス606.55ドル前後の値動きで推移しております。