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週明け7日のNY金相場は、先週末に急伸した反動から値動きは乏しいながらも、利益確定売りが出た事で小反落。中心月の6限月は1トロイオンス1298.30ドル(前営業日-5.20ドル)で取引を終了。7日は中国が清明節に伴い休場だった事で、金の実需買いも少なく狭いレンジ内での取引となり、閑散な商いにつながった模様。一方ウクライナ情勢への懸念もくすぶっており、ウクライナ東部ドネツクで州庁舎を占拠していた親ロシア派のデモ隊が、ドネツク人民共和国の樹立を宣言し、5月11日までに共和国創設の是非を問う住民投票を実施するとのニュースが伝わる中、米の恐怖指数(VIX)は15.57(+11.53%)と上昇し、リスク回避の動きが高まっている模様。
国内の金も本日為替が円高に推移した事もあり反落。買取ベースでは1g4,586円(-40円)と、昨日の上昇分を消した形に。直近10日間の平均は4,543円となっております。
NYパラジウムは直近の高値反動から7営業日ぶりに急反落。中心物の6限月は1トロイオンス767.65ドル(-23.10ドル)と、前営業日-2.9%値を下げ取引を終了。儒供バランスの懸念から790ドルを超えるなど、値を伸ばし高騰していたパラジウムは、高値警戒感から利益確定売りが進んだ事で値を下げた形に。
国内のパラジウムも為替が円高に振れた事もあり続落。買取では2,695円と、前日比-86円の大幅安となっており、4月に入って初めて2,700円を割りました。直近10日間のパラジウムの値動きは、最高値2,786(4/3)、最安値2,583(3/28)、平均では2,707円。
現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金は1トロイオンス1300.10ドル、パラジウムは770.45ドル、為替は1$102円95銭前後の値動きで推移しております。