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【金相場】22日のNY金相場は、良好な内容となった米の経済指標や、同国の年内利上げを見越したドルの先高観に相場を圧迫され10日続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1091.50ドル(-12.00ドル)と、節目の1100ドルを割り込み、終値ベースでは前日相場同様、2010年3月24日相場(1088.80ドル)以来およそ5年4カ月ぶりの安値継続で取引きを終了。この日の金相場は、引き続き年内に予定されている米の利上げ観測から、金市場に資金が流入しにくくなるとの見方が相場の重しとなり、序盤より売りが先行した。また、朝方発表された米の6月中古住宅販売件数が事前予想を上回り、2007年以来の増加となった事から外為市場ではドルが上昇。ドル高となったタイミングで、金は割高感から売りが一段と強まり下げ幅を拡大した。その後は、前日に発表された企業決算に失望した米国株価の続落もあり、一時的に金は買い戻される場面もあったが、大きな上昇には繋がらず、この日も売り優勢の弱地合いとなった。
国内の金相場は引き続き弱気で推移したNY市場を映して、小安く推移。買取ベースでは1gあたり4,686円(-11円)と6営業日続落し、前日相場同様に直近安値を更新。価格水準としては昨年11月14日相場以来およそ8か月ぶりの安値となっております。
《7月現在の金相場価格推移(買取)》
07/23 4686円 (-11円) ※最安値
07/22 4697円 (-24円)
07/21 4721円 (-166円)
07/17 4887円 (-6円)
07/16 4893円 (-13円)
07/15 4906円 (-17円)
07/14 4923円 (+17円)
07/13 4906円 (+38円)
07/10 4868円 (+43円)
07/09 4825円 (-54円)
07/08 4879円 (-69円)
07/07 4948円 (-8円)
07/06 4956円 (+8円)
07/03 4948円 (-14円)
07/02 4962円 (+6円) ※最高値
07/01 4956円 (-17円)
本日までの7月の金相場平均価格:4873円/g
【パラジウム相場】22日のNYパラジウム相場は、大幅上昇となった前日相場に対する利益確定売りや、ドル高の進行が相場の重しとなり小反落。中心限月の9月限は1トロイオンス626.75ドル(-2.70ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。この日のパラジウム相場は、急反発した前日相場に対する利益確定売りが進み、序盤より小安く推移した。また、引き続き米の早期利上げ観測によるドルの先高観や、発表された米の経済指標(6月中古住宅販売件数)が予想以上に良好な内容となった事から、ドル高に相場を圧迫され軟調に推移。途中、安値拾いの買い戻しや、米の経済成長加速をはやして切り返す場面もあったが、株式相場が軟調に推移したほか、原油相場も冴えなかった事から、この日は小幅安で取引きを終えた。
国内のパラジウムは続伸。前日に大きく上昇した反動売りからNY市場では小幅に値を下げたものの、為替が円安に振れた事を受けて堅調に推移し、買取では1gあたり33円高の2,695円。ここ最近の弱気推移が一服し、先週16日相場以来(1週間ぶり)の高値となりました。
《7月現在までのパラジウム相場価格推移(買取)》
07/23 2695円 (+33円)
07/22 2662円 (+86円)
07/21 2576円 (-113円) ※最安値
07/17 2689円 (-49円)
07/16 2765円 (-27円)
07/15 2765円 (-27円)
07/14 2792円 (+65円)
07/13 2727円 (+65円)
07/10 2662円 (-16円)
07/09 2678円 (-38円)
07/08 2716円 (-151円)
07/07 2867円 (+16円)
07/06 2851円 (-65円)
07/02 2943円 (+119円) ※最高値
07/01 2824円 (+32円)
本日までの7月のパラジウム相場平均価格:2756円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1099.15ドル、パラジウムは637.80ドル、為替は1$124円07銭前後の値動きで推移しております。