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週末31日のNYパラジウム相場は、ドル安を背景に一時的に上昇するも、週末を前にした持ち高調整目的の売りや、冴えない内容となった米の経済指標を背景に相場を圧迫され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス610.85ドル(-9.70ドル)と、週間安値をつけて取引きを終了した。この日のパラジウムは、序盤は買いが優勢となった前日相場の流れを引き継いで堅調に推移。また、この日発表された米の4-6月期雇用コスト指数が予想を大きく下回った事から外為市場ではドルが主要通貨に対して軟調に推移し、ドル建てのパラジウムは割安感から上昇した。ただその後は、発表された米の経済指標(7月シカゴ購買部協会景気指数)が良好な内容となり、ドルが持ち直す場面ではパラジウムは売りが再開。同時にプラチナの下振れや、原油相場の下落、週末を前にした持ち高調整が圧迫材料となり、相場は次第に売りが優勢となった。
週間5営業日のパラジウムは、再び中国の株価急落を警戒した売りが出たほか、外為市場ではドル高が進行した事による割高感に相場を圧迫されたが、良好な内容となった米のGDPを好感され買い戻されるなど売り買いまちまちとなった。週末終値(31日相場:610.85ドル)では、前週24日終値(622.60ドル)に対して1トロイオンス-11.75ドル(-1.8%)と、マイナスに転じて越週。また、5営業日の平均相場は1トロイオンス616.34ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(7月27日~7月31日)》
07/27 613.10ドル (-9.50ドル)
07/28 621.60ドル (+8.50ドル)
07/29 615.60ドル (-6.00ドル)
07/30 620.55ドル (+4.95ドル)
07/31 610.85ドル (-9.70ドル)
※前週末終値比:1トロイオンス-11.75ドル(-1.8%)
5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス616.34ドル
国内のパラジウムは、売りが進んだ週末の海外相場を映して続落。買取では1gあたり2,603円(-32円)と、軟調に推移し2営業日続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/03 2603円 (-32円)
07/31 2635円 (-11円)
07/30 2646円 (+22円)
07/29 2624円 (+37円)
07/28 2587円 (-64円)
07/27 2651円 (+37円)
07/24 2614円 (-81円)
07/23 2695円 (+33円) ※最高値
07/22 2662円 (+86円)
07/21 2576円 (-113円) ※最安値
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,629円/g
11:30現在のパラジウム相場は1トロイオンス612.60ドル前後の値動きで推移しております。