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2014年04月11日今週5日間ー金・パラジウム価格相場推移

NY金相場は大幅反発し、中心の6月物は1トロイオンス1320.5ドル(+14.6ドル)と、3月24日以来およそ3週間ぶりの高値で取引を終了。前日に公表された米のFOMC議事録がハト派的な内容だった事を受け、事実上のゼロ金利政策が長期間続くとの観測から、取引き開始から買いが優勢となり金は堅調に推移。一時1324.90ドルまで買い進まれる場面も。値を上げた背景に米の株式相場が大幅に下落した事や、昨日発表された中国の貿易統計が減少した事で、リスク回避姿勢が強まったほか、長期化しているウクライナの地政学的リスクを巡る不安も根強く、質への逃避として金や円は買い進まれた結果に。

国内の金は為替が円高に振れた事で小反落。買取では1gあたり4,596円(-9円)。今週5日間の金の値動きは、値を上げた日が3日、下げた日が2日となり、週初めより米の雇用統計内容を受けて大幅反発。翌日8日は前日の利益確定売りや、為替が円高に推移した事で反落、その後2日間は小幅ながら値を戻し続伸。本日再び小反落し、5営業日の金平均は4,601.4円と、先週5営業日平均(4,563円)に対し+38.4円(+0.8%)となり、今週は週間を通して円高に振れながらも、先週に続き2週連続で前週比プラスとなりました。 

NYパラジウムは続伸。1トロイオンス792.30ドル(+9.75ドル)と、再び790ドルを上抜き直近高値まで上昇。パラジウムはウクライナ情勢の先行き不透明感から、現在一段と値を上げている状況に。国内のパラジウムは為替との兼ね合いから前日比変わらずとなり、買取では1g2,722円(±0円)。今週5日間の国内パラジウムは、週初めより為替が円高・ドル安に推移した事で、先週末の高値から値を下げ小反落。翌日8日も直近高値で推移していた反動から利益確定売りや、リスク回避による円が買い進まれた事で大幅安となり、1日の下げとしては年初来で最大を記録。その後2日間は安値感や、ウクライナ情勢への警戒から値を戻し続伸し、本日は前日と変わらなかった為、5営業日では値を上げた日が2日、下げた日が2日と、変わらなかった日が1日。値を下げた週初め2日間の下げ幅は1g-91円(-3.2%)。今週5営業日のパラジウム平均は2,725円と、先週5営業日平均(2738.8円)に対し-13.8円となりました。