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《金相場》週明け14日のNY金相場は、ウクライナ情勢を巡る地政学的リスクを背景に安全資産として買われ反発。中心月の6月物は1トロイオンス1327.50ドル(前週末比+8.50ドル)と+0.6%上伸して取引を終了。ウクライナ東部で、親ロシア派デモ隊と治安部隊との対立が激化。米欧諸国はこの動きを強く非難し、ロシアに対して一段の制裁を打ち出す可能性が高まっている。これを受けて、安全資産としての金の需要が強まった事で一時1331.40ドルと、先月24日以来の高値まで買い進まれる場面も。
国内の金は本日続伸し買取では4,641円と、前日比+14円値を上げて2日続伸。2日間の上げ幅はg+45円(+0.9%)と、昨日に続き先月18日相場以来の高値を更新しており、現在高値圏で推移しております。
《パラジウム相場》NYパラジウムは続伸し、中心の6月限は811.50ドル(+4.70ドル)と、前週営業日比で+0.6%高で取引を終了。ウクライナ情勢を巡る地政学的リスクの高まりを背景に、世界最大のパラジウム産出国ロシアに対する経済制裁の強化で、供給逼迫の深刻化が生じるとの懸念から、一時817ドルと、中心限月としては2011年8月3日以来の高値まで上伸し高騰。一方で高騰を続けているパラジウムは直近では高値警戒感から、一時調整による利益確定売りが出る場合も御座います。
国内のパラジウムは本日小反落し、買取では2,808円(-5円)。昨日国内では過去13年来の高値を更新し、現在一段高で推移しているパラジウムは、4月初来より1gあたり+167円と、率では+5.9%上伸。昨年同日のパラジウム(2013年4月15日:2,284円)と価格比較をすると、現在までにgあたり+524円(+18.6%)上伸。ここ数年需要増しから高値圏で推移していたパラジウムは、一昨年末より国内では為替が円安・ドル高に推移した事で価格水準を切り上げており、昨年も年間では高値を維持。今年に入ってからも地政学的リスクや、南アフリカの長期化しているストを背景に、需・供バランスが崩れている事で値を上げており、昨日は2001年5月相場以来の高値を更新しました。
12:40現在の金相場は1トロイオンス1322.20ドル、パラジウムは796.00ドル、為替は1$101円87銭前後の値動きとなっております。