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【金相場】23日のNY金相場は、前日までの下落を受けた買い戻しが入ったほか、発表された中国の製造業指標が低調な内容となった事から、リスク回避目的として金を求める動きにつながり反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1131.50ドル(+6.70ドル)と、3営業日ぶりに買いが優勢となった。この日の金相場は、軟調地合いとなった前日までの流れを引き継いだほか、ドルが堅調に推移した事への割高感から序盤は売りが先行した。しかし、発表された中国の9月製造業購買担当者景気指数(PMI)が、予想に反して一段と低下したことを受けて、世界経済の減速懸念から安全資産としての金の買いが活発化。相場は売り地合いから反転しプラス圏に浮上した。また、米国株価が下落した事による資金流入や、ドル安も相場の上昇を手伝い、この日は3営業日ぶりに反発して取引きを終えた。この日の中心12月限の値動きは、高値1134.00ドル、安値1121.10ドル、終値1131.50ドル。
国内の金相場はプラスに転じたNY市場を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,688円と、連休前の営業日(18日相場)比で23円高となり堅調に推移。ここ最近の高値を上抜いて、月初の3日相場以来およそ3週間ぶりの高値となりました。
《9月現在の金相場価格推移(買取)》
09/24 4688円 (+23円)
09/18 4665円 (+14円)
09/17 4651円 (+73円)
09/16 4578円 (-18円) ※最安値
09/15 4596円 (-2円)
09/14 4598円 (-30円)
09/11 4628円 (+40円)
09/10 4588円 (-62円)
09/09 4650円 (+38円)
09/08 4612円 (+23円)
09/07 4589円 (-64円)
09/04 4653円 (-49円)
09/03 4702円 (-3円)
09/02 4705円 (-30円)
09/01 4734円 (+10円) ※最高値
本日までの9月の金相場平均価格:4,642円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正操作問題を背景に需要増加観測が浮上したことが主因となり大幅反発。中心限月の12月限は1トロイオンス645.70ドル(+34.75ドル)と、中心終値では7月14日相場以来およそ10週間ぶりの高値をつけて取引きを終了した。序盤のパラジウムは、低調な内容となった中国の9月製造業購買担当者景気指数(PMI)を受け、同国景気の先行きを警戒した売りに押され軟調に推移した。しかしその後は、独自動車大手フォルクスワーゲンの検査不正問題で、ガソリン車需要が増えるとの見方が広がり相場は反転し急騰。ディーゼル車としての需要が高いプラチナが軟調に推移しているのとは相対的に、パラジウムは買いが加速した。途中、米の株価下落や、原油安が相場の重しとなったが、ドルが軟調に推移した事が割安感につながり、そのまま高値圏を維持して取引きを終えた。中心終値ではおよそ10週間ぶり(7月14日相場来)の高値をつけたこの日のパラジウムは、1日の上げ幅では8月27日相場以来およそ1ヶ月ぶりの大幅上昇となった。
国内のパラジウムは急騰した海外相場高を映して急伸。買取では1gあたり2,705円(+232円)と、1日の上げ幅では年初来最大となり、買取では再び2,700円台に乗せるなど、7月16日相場以来およそ10週間ぶりの高値となりました。
《9月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/24 2705円 (+232円) ※最高値
09/18 2473円 (-43円)
09/17 2516円 (+48円)
09/16 2468円 (+54円)
09/15 2414円 (-32円)
09/14 2446円 (+16円)
09/11 2430円 (+65円)
09/10 2365円 (-70円)
09/09 2435円 (+59円)
09/08 2376円 (+43円)
09/07 2333円 (-21円) ※最安値
09/04 2354円 (-44円)
09/03 2398円 (+44円)
09/02 2354円 (-92円)
09/01 2446円 (+48円)
本日までの9月のパラジウム相場平均価格:2,434円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1135.90ドル、パラジウムは656.85ドル、為替は1$119円95銭前後の値動きで推移しております。