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週末25日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が講演で、年内利上げへの可能性を残したことを背景に売りが優り反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1145.60ドル(-8.20ドル)と、3営業日ぶりにマイナス圏に転じて取引きを終了。この日の金相場は、前日に上げ幅を拡大していた高値反動から、利益を確定する動きに押され序盤より軟調に推移した。また、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が前日の講演で、米国の景気回復がこのまま続けば、年内にも利上げに踏み切る可能性があるとの見解を改めて示した事から、金は相場を圧迫されたほか、米商務省が発表した4-6月期の実質GDP(国内総生産)確定値が上方修正され、個人消費も堅調な伸びとなった事も売り要因となり、下げ幅を拡大した。その後売りが一巡した後は、ドル買いが一服した事による割安感から買い戻しの動きがあり下げ幅を幾らか戻す場面もあったが、大きな上昇にはつながらず、結局この日は3営業日ぶりに反落して取引きを終えた。
イエレン議長は24日の講演で、インフレが安定し、米経済が雇用を増やすほど十分に力強ければ、FRBは年内にも利上げを始める見通しだと語った。
今週5営業日の金相場は、FOMC後の利上げ後退観測から買いを集めたほか、世界的な株安を受けた投資家のリスク回避姿勢の強まりを受けて堅調に推移。週末終値(1145.60ドル)では、前週末終値(18日相場1137.80ドル)に対して、1トロイオンス+7.80ドル(+0.7%)と、2週連続プラスで越週。(2週の上げ幅は+42.30ドルと、率では+3.7%)また、5営業日の平均相場は1137.70ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NY金相場 週間の値動き(9月21日~9月25日)
09/21 1132.80ドル (-5.00ドル)
09/22 1124.80ドル (-8.00ドル)
09/23 1131.50ドル (+6.70ドル)
09/24 1153.80ドル (+22.30ドル)
09/25 1145.60ドル (-8.20ドル)
※前週末18日相場比:1トロイオンス+7.80ドル(+0.7%)
5営業日の金平均価格:1トロイオンス1137.70ドル
国内の金相場は、マイナス圏に転じた週末のNY市場を映して5営業日ぶりに値を下げるも、円安要因から下げは縮小され小幅安。買取ベースでは1gあたり4,750円(-5円)と、ほぼ横ばい圏ながら5営業日ぶりに反落となりました。
《9月現在の金相場価格推移(買取)》
09/28 4750円 (-5円)
09/25 4755円 (+67円) ※最高値
09/24 4688円 (+23円)
09/18 4665円 (+14円)
09/17 4651円 (+73円)
09/16 4578円 (-18円) ※最安値
09/15 4596円 (-2円)
09/14 4598円 (-30円)
09/11 4628円 (+40円)
09/10 4588円 (-62円)
09/09 4650円 (+38円)
09/08 4612円 (+23円)
09/07 4589円 (-64円)
09/04 4653円 (-49円)
09/03 4702円 (-3円)
09/02 4705円 (-30円)
09/01 4734円 (+10円)
本日までの9月の金相場平均価格:4,655円/g
11:25現在の金相場は1146.50ドル、為替は1$120円38銭前後の値動きで推移しております。