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《金相場》22日のNY金相場は、先日行われた4者協議を受け、ウクライナ情勢が一旦の落ち着きを見せる中、昨夜発表された米の経済指標が良好な内容だった事を受け続落。中心月の6月物のは1トロイオンス1281.10ドル(-7.40ドル)で取引を終了。米不動産業者協会がこの日発表した3月の中古住宅販売件数が微増しながら市場予想を上回ったほか、米リッチモンド連銀の4月の製造業景況指数も前月から改善。市場のリスク志向を後押しし米の株価は上昇、逆に金は値を下げた形に。
国内の金も本日値を下げ続落。買取ベースではgあたり4,536円と、前日比で-18円となりました。4月の本日までの金相場は、最高値4,641円(4/15)、最安値4,536円(4/23)、平均では4,588円となっており、先月3月の金平均4,585円/gと同価格水準で推移しております。
《パラジウム相場》NYパラジウムは反発。中心6月限は、前日終値比+5.85ドルの1トロイオンス783.65ドルで取引きを終了。ウクライナ情勢の緊張緩和に向け、先日4者協議が行われた事を受け、最近の高値反動から値を下げたパラジウムは、昨夜発表された4月の米製造業景況指数が良好だった事や、安値拾いから買われた事で反発。ロシア・ウクライナ・米国・EUの4者協議が行われたものの、ウクライナ首相は5月25日の大統領選挙を妨害する為に、ロシア軍の特殊部隊がウクライナ東部で活動していると批判するなど、溝は埋まっておらず、緊張緩和に向けロシアが合意事項の履行に対策をとらない場合、数日以内に追加制裁の発動を決定するとの姿勢を示している事で、事態の再燃化の懸念も。
国内パラジウムも本日反発。買取では2,754円(+27円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。4月の本日までのパラジウム相場は、最高値2,813円(4/14)、最安値2,695円(4/8)、平均では2,760円となっており、3月のパラジウム平均(2,627円)に対し一段高で推移。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金は1トロイオンス1284.95ドル、パラジウムは786.40ドル、為替は1$102円52銭の値動き。