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週末16日のNY金相場は、前日におよそ4ヶ月ぶりの高値をつけるなどここ最近の連騰を受けた利益確定売りに押されたほか、週末を前にした持ち高調整から売りが優勢となり反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1183.10ドル(-4.40ドル)と、6営業日ぶりにマイナスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、前日におよそ4ヶ月ぶりの高値を上抜くなど、5日続伸していた反動から目先の利益を確定のする動きが活発化し売りが先行した。ただ、その後発表された米の9月鉱工業生産が前月に続きマイナス成長となった事から、外為市場ではドルがユーロに対して軟調に推移。ドル建ての金商品は相対的に買われ相場は一時プラス圏に反転した。しかしその後、10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を大きく上回る上昇となったことで、相場は再び売りが優勢の展開になった。このほか、株式相場が上昇したことや、週末を前にした持ち高調整売りに相場を圧迫されるも、引き続き米の利上げ時期を巡る先行き不透明感に支えられ、下値は限定的となった。
今週5営業日の金相場は、発表される米の経済指標が冴えない内容となったほか、同国の利上げ観測の後退が意識され堅調に推移。週間では16日を除いて全日プラス圏で推移し、15日には6月19日相場以来およそ4ヶ月ぶりの高値をつけた。週末終値(1183.10ドル)では、前週末終値(9日相場1155.90ドル)に対して、1トロイオンス+27.20ドル(+2.3%)と、2週連続プラスで越週。(2週の上げ幅は+46.50ドルと、率では+4%)また、5営業日の平均相場は1124.80ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NY金相場 週間の値動き(10月12日~10月16日)
10/12 1164.50ドル (+8.60ドル)
10/13 1165.40ドル (+0.90ドル)
10/14 1179.80ドル (+14.40ドル)
10/15 1187.50ドル (+7.70ドル)
10/16 1183.10ドル (-4.40ドル)
※前週末9日相場比:1トロイオンス+27.20ドル(+2.3%)
5営業日の金平均価格:1トロイオンス1176.06ドル
国内の金相場はマイナスに転じた週末のNY市場を映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,825円(-15円)と、2営業日続落となりました。
《10月現在の金相場価格推移(買取)》
10/19 4825円 (-15円)
10/16 4840円 (-5円)
10/15 4845円 (+44円) ※最高値
10/14 4801円 (+5円)
10/13 4796円 (+91円)
10/09 4705円 (-16円)
10/08 4721円 (-24円)
10/07 4745円 (+39円)
10/06 4706円 (+11円)
10/05 4695円 (+96円)
10/02 4599円 (-7円) ※最安値
10/01 4606円 (-43円)
本日までの10月金相場平均価格:4,740円/g
11:30現在の金相場は1トロイオンス1176.85ドル、為替は1$119円36銭前後の値動きで推移しております。