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《金相場》23日のNY金相場は、前日の値を下げた反動や、昨夜発表された米の経済指標が低調だった事を受け4営業日ぶりに反発。中心月の6月物は1トロイオンス1284.60ドル(+3.50ドル)で取引を終了。値を上げた背景に、昨夜発表された米の3月新築住宅販売件数が前月比-14.5%の38万4000戸と、市場予想の45万戸を大きく下回り米の早期利上げ観測が後退した事や、ウクライナ・ロシア間の緊張が再び高まる気配を見せている事から、地政学的リスクへの警戒感が強まり、金は買われた形に。ウクライナ政府は東部の都市での武装勢力掃討を再開すると表明し、新たな武力衝突に近づいた。一方、ロシアのラブロフ外相は、ウクライナでのロシアの「合法的権益が直接攻撃を受ければ」報復する用意があると言明するなど、先日行われた4者協議は実質崩壊寸前に。
国内の金は小幅ながら値を下げ続落。買取ベースでは1g4,529円(-7円)と、3日値を下げております。
《パラジウム相場》NYパラジウムは小反落。中心の6月限は786.00ドルと、前日終値比-2.35ドルで取引を終了。国内のパラジウムは前日比変わらずとなり、買取では2,754円/gとなっております。直近10日間のパラジウム平均は2,772円/g。本日までの今週4日間の平均では2755.2円で推移。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金は1トロイオンス1286.60ドル、パラジウムは787.35ドル、為替は1$102円46銭の値動きで推移しております。